神奈川新聞は 27 日の1面トップで、2024 年度 神奈川県公立高校入試からの「面接一律実施 廃止」を伝えました。
これに伴い、現中2からは調査書(いわゆる内申点)の観点別評価のひとつ「主体的に学習に取り組む態度」が重要になります。
「主体的に学習に取り組む態度」は、概ね以前「関心・意欲・態度」として評価されていたもの。中学校の先生の評価が難しく、
- 先生方の間でもどう評価すればよいのかに関して戸惑いがある
- 生徒・保護者からしてみると公平感・透明感に疑問がある
観点です。
現行制度における面接(選考資料となる得点(S値)の少なくとも2割を占めます)の代わりとしてこれが用いられるとなると、評価方法にいっそう厳しい目が向けられます。
神奈川新聞の報道によれば、「面接実施校は 23 年5月ごろまでに公表」されます。
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内申格差
神奈川県「公立中学校の学習評価に関する調査」終了に関して
https://kanagaku.com/archives/3738
- 『二月の勝者』第33講「七月の先輩」感想(その1/3) | カナガク
受験に中学の内申を要求する高校の問題
- 『二月の勝者』第33講「七月の先輩」感想(その2/3)
定期テストは90点以上で「5」の「可能性」があり、
80点台なら「4」 70点以下なら「3」、
平均点当たりの生徒で「授業態度が悪い」「提出物の期限守らない」をカウントされると「2」か「1」。 - 『二月の勝者』第33講「七月の先輩」感想(その3/3)
公立中学校の内申点について、桂先生はこう問いかけます。
90点以上だし提出物も大丈夫なのに「5」が取れないのはなぜか?
そしてこう答えます。
授業態度。
報道前
「面接」を観点別評価「主体性」で置換? 2024 年度入試~
https://kanagaku.com/archives/55674
報道後
- 一律面接廃止、神奈川県公立高校入試で 2024 年度入試から
https://kanagaku.com/archives/55731 - 神奈川県公立高校入試の一律面接廃止、各事業者一斉に発信
https://kanagaku.com/archives/55739