『ビッグコミックスピリッツ』4月9日発売号に『二月の勝者―絶対合格の教室―』第14講「三月の不協和音」が掲載されました。
前号に続き、親として未熟な父親と中学受験に臨む母親のお話です。
目次
感想
資生堂ショック
勇人の母親の勤め先のモデルが資生堂。資生堂といえば「資生堂ショック」。
- 「資生堂ショックから考える、女性の『キラキラ職場』の今後」,http://president.jp/articles/-/19261
- 「資生堂ショックで社会変革 短時間勤務者をどう戦力化? 『女性活躍』は『女性を男性化する』ことではない」, http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/071200089/010600035/
- 「子育て女性社員の特別扱い撤廃 “資生堂ショック”がもたらす教訓とは あなたの会社はどうしてる?」, https://www.sankei.com/premium/news/151230/prm1512300019-n1.html
- 「第2部 資生堂/1 ショック乗り越え(その1)」, https://mainichi.jp/articles/20170202/ddm/001/020/115000c
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高卒の美容部員?
勇人の母親は高卒で資生堂に入社し、美容部員(BC。ビューティーコンサルタント)として働いているが、2018年4月時点で資生堂の採用情報を見ると、美容部員の高卒採用は行っていない。
「募集要項:総合職(事務系・デザイン系)」, https://www.shiseidogroup.jp/saiyo/work/#beauty https://web.archive.org/web/20180414054122/https://www.shiseidogroup.jp/saiyo/work/
資生堂にエントリーする女子のイメージ
あくまでもイメージだが、勇人の母親はあまり資生堂の女性社員らしくない気がする。
資生堂の女性社員のイメージというのは、私には、もっとこうバリバリでキラキラでパワフルなイメージがある。
保護者様をどう呼ぶか
勇人の母親が桜花ゼミナールに面談に訪れたとき、佐倉が
武田君のお母様。面談こちらです、どうぞ
と言っているが、私なら「勇人君のお母様」と言う。
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首都圏模試の大問1・2で落とす勇人
面談で提示されたのは首都圏模試のデジタル採点答案だと思われる(デザイン、問題構成、1問5点の算数などから)。
その首都圏模試の大問1・2で、勇人は60点中30点しか取れていない。家庭教師や個別指導への転塾を考えるレベルであろう。
夫婦の意見の一致が大切
桂が勇人の母親に対して
ご夫婦の意見が一致してないと中学受験は失敗します
と言い切っていて、大いにうなずく。今回の桂のセリフは、どれも良い。
これまでの感想
勇人編(中学受験に対する夫婦の温度差)
花恋編(フェニックス(サピックス)への転塾)
明日は弁当づくり2人分かあ…
— 高瀬志帆@「二月の勝者」連載中 (@hoshi1221) 2018年4月13日