『二月の勝者―絶対合格の教室―』第13講「三月の不一致」感想


『ビッグコミックスピリッツ』4月2日発売号に『二月の勝者―絶対合格の教室―』第13講「三月の不一致」が掲載されました。

今回から、親として未熟な父親と中学受験に臨む母親のお話が始まりました。


感想

終電まで残業?

22時以降の勤務や残業は、割増賃金となるため、避けたいはず。「弱点と思われる単元をリストアップ」する――という不急の用事は、生徒がまだ通塾できない昼間の時間にさせるべきでは。

既卒生がいない塾でフルタイムの講師を雇用する場合、昼間の時間が空きがちなのだから。

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「春期講習って任意かと思ってたんですが」

オプション講習が実質的に必修となるのは、塾側からすると当たり前だが、ご家庭側からすると不親切なシステム設計だと思う。

〔夏期講習は〕絶対に休まない! 家族旅行や帰省など言語道断!!

という感覚も、塾側からすると大いにうなずけるのだけれども、ご家庭、特に父親や祖父母の理解を得るのが母親の手間となりがちかもしれない。


中学受験塾の金額

「150万。6年生の生徒が一年間に塾に落とす金額です。」
あれって、こういう内訳だったのか…
(中略)
でもこの金額って、そもそも親御さんはこれを知ったうえで入塾してるんだろうか…

私立中学校に入学した場合の学費を考えれば、塾代はその「予行演習」のようなもの――というセールストークは聞くことがある。

黒木がかつて言っていた通り、「フェニ(サピ)なら200万」である(家庭教師や個別指導を組み合わせると、さらに跳ね上がる)。

これがきついかどうかは、家庭の経済状況にもよるし、祖父母の状態(いわゆる「実家の太さ」)にもよるだろう。

収入が多くても、たとえば住宅ローンの支払いで精一杯――といったご家庭には、(たぶん覚悟の上で通塾させていらっしゃるとは思うけれども)やや酷かもしれない。


親としての機能を果たせていない親

勇人の父親は、家でスマホゲームばかりをしていて、妻(母親)の話もろくに聞かない。遊園地などで遊ぶのが大好きだ。経済感覚や妻への配慮も足りない。

こうした、親としての機能を果たせていない親というのは、最近の作品のテーマによく挙がるように思われる。

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スマホゲーム

スマホゲームの効果音が「カチカチ」はおかしいのではないか。

また、父親が「ちょっと待ったセーブしないと」と言っているが、スマホゲームで「セーブ」が必要なタイトルというのは何だろう。


「『必ず』どっかに受かるの?」

これこんだけかけて、「必ず」どっかに受かるの?
それって130万に見合う結果になるわけ?

という勇人の父親のセリフがあるが、首都圏の中学入試の場合、「『必ず』」どこかには受からせられる。生徒募集に苦しんでいる学校があるからだ。

また、合否とは別に、130万円をかける価値はある。

中学受験という経験自体や、公立中学校ではなく、私立中学校・高校で過ごす経験などは、たとえ偏差値の高い大学への進学が叶わなかったとしても、十分に金銭をかけるに値するだろう。


これまでの感想

花恋編(フェニックス(サピックス)への転塾)


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