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翠嵐 74 期 Tossy さんインタビュー④「大学受験全般」

目次

はじめに

2022 年3月 28 日(月)に Twitter のスペース機能を用いて行った、横浜翠嵐高校 74 期生 Tossy さんへのインタビューです。

このページの文字起こしは事前にお渡ししていた質問リストの Q35 ~ Q48(大学受験全般について)に相当します。

インタビューの詳細につきましてはこちらをご覧ください。


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告知・詳細

翠嵐 74 期 Tossy さんインタビュー、28 日(月)20:30 ~
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インタビュー記事

翠嵐 74 期 Tossy さんインタビュー①「中学校入学以前」

https://kanagaku.com/archives/55506

  • Q1 はじめに
  • Q2 ~ Q8 中学校入学以前について

翠嵐 74 期 Tossy さんインタビュー②「中学校時代・高受」

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翠嵐 74 期 Tossy さんインタビュー③「高校生活」

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翠嵐 74 期 Tossy さんインタビュー④「大学受験全般」

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横浜翠嵐高校「最強の学年」74 期 Tossy さんインタビュー④

Q35 Tossy さまが翠嵐に合格なさったあと、保護者の方とは大学進学についてどのようなことをお話なさっていましたか?

音愛:翠嵐に合格したあと、大学進学について、保護者さまとどんなことをお話しされましたか?

のあママ:「大学受験全般について」に話が移りまして、35 番の質問ですね。合格なさったあと、保護者の方と大学進学についてはどのようなことをお話しなさっていましたか?

Tossy:翠嵐に合格したとき――っていうことですよね?

のあママ:そうですね、大学受験全般についてなので。翠嵐に合格した瞬間から大学受験が始まりますよね、きっと。入学する前からおそらく始まったと思うのですが。

Tossy:大学に関して親からは「国立に行ってくれ」みたいなことを言われてました。それは単純に学費の面の話なんですけど。まあ、なんで、いますごい……ちょっと……〔慶應義塾大学に進学を決めて〕申し訳ない感じなんですけど……。ただ、高校受験のときと同様に親は「先生とか塾の先生とかに、専門家に任せるよ」みたいなスタンスの人なので、あんまりとやかく言われることはなかったですね。

のあママ:それいいと思います。親子関係良好ですよね、きっと。その状態だと。

Tossy:あ、そうですね。

のあママ:国公立――っていう話で高校に入ったっていうことですね。

Tossy:そうですね。

のあママ:次、36 番です。

Q36 Tossy さんが翠嵐に合格したことで、お友だちや後輩、周囲の方々から Tossy さまへの評価・期待が変わったと感じたことはありましたか?

音愛:翠嵐に合格したことで周りからの評価・期待が変わったと感じたことは何かありますか?

Tossy:えっと、自分は湘南地域に住んでるんで、「高校受験、頭いい子はみんな湘南高校だよね」みたいな雰囲気なんです、地元は。で、翠嵐のことはけっこう知らない人が多くて……。

音愛:ええーっ!?

Tossy:なので、「どこに行くの?」って言われて、「翠嵐です」って言ったら、「へえ、そうなんだ」みたいな感じだったんで……。逆にあんまり気をつかわなくて済んだっていうか……。

音愛:ああ……。

Tossy:変に「えぇっ、すごいね」みたいに言われても困っちゃうんで……。そういうのはあんまりなかったんですけど……。

のあママ:昔々、「天下の湘南」っていう時代が神奈川では長くありまして。

Tossy:ああ! らしいですよね!

のあママ:そうなんです。「天下の湘南」だった頃は湘南の方がずっと上だったので。

音愛:へぇ……。

Tossy:まあ、なのであんまり名前も認知されてないって感じですよね。

のあママ:そうですね。私学は分かるけれど、公立に関しては……。

Tossy:まあ、ただ、その、子どもたちは知ってるじゃないですか、翠嵐っていうのは。なので、どんどん広がってくっていうか……。「え!? そうだったんだ!?」みたいなことを言われたことはありますね。「翠嵐って優秀なんだね、知らなかったよ」みたいなことを言われたことがあって……。純粋に嬉しかったですけど……。

音愛:はい。

Tossy:ただ、そこまで翠嵐だからどう――っていうようなことはなかったですね。

Q37 Tossy さまが慶應を意識なさったタイミングを教えてください。早稲田ではなく慶應だった理由もうかがえると幸いです。

音愛:次に大学についてなんですけど、慶應を意識したタイミングと、早稲田ではなくて慶應にこだわっている理由を教えて頂けたらと思います。

Tossy:単純に家から近いからですね。

音愛:そうなんですね?

Tossy:これはちょっと申し訳ないんですけど、慶應だったら日吉キャンパスなんで、1時間ぐらいなんですよ、家から。家出て駅まで歩く時間とかまでを含めて1時間ぐらいなんですけど、早稲田だったら1時間半ぐらいかかるんです。なので「どっちに行くってなったら、慶應かな」みたいな感じですね。

Q38 Tossy さまが東大を意識なさったタイミングを教えてください。

音愛:東大を意識したタイミングを教えてください。

Tossy:東大はですね……。「とりあえず東大」みたいなノリがあるじゃないですか、翠嵐のなかに。で、その前に翠嵐を受けるにあたって志願書〔注:面接シート〕を書くときも「とりあえず東大」にしとこう――みたいな。それは周りの雰囲気っていうよりは自分の判断ですけど。それで「とりあえず東大」っていうのがずっとあったかな――っていう感じですね。ただ、1年生の途中で、夏休みあたりに「オープンキャンパスに行け」っていうふうに指導されるんです。「そこでちゃんと見て決めなさい」っていうふうに言われて。東大と横浜国大のオープンキャンパスに行って、あと京都大学の――現地までは行かなかったんですけど――東京の方でオープンキャンパスっぽいことを、何か説明会みたいなのをやってくれたんです、京都大学が。それに参加して、そのときに自分のなかでは「京大がいちばんいいかな」っていうふうに思って……。実は、途中で京大志望にしたんです。

音愛:はい。

Tossy:ただ、コロナとかもあって……。あとは家から通えた方が節約にもなるじゃないですか、お金の話ですけど。なのでそこまで京都大学に強いこだわりがあったっていうわけでもないから、じゃあ東大にしようってことで、東大に戻したっていう経緯はあります。

Q39 学習塾や予備校にはお通いでしたか? もしお通いでしたら、いつから、どちらの学習塾・予備校にお通いでしたか?

音愛:高校時代に学習塾や予備校には通っていましたか?

Tossy:はい。えっと、駿台予備校ですね。3年間通っていました。

のあママ:教科は?

Tossy:えっと、英語と数学をずっと取ってて、3年生の後期から物理を取りました。

のあママ:駿台のみで行った感じですか?

Tossy:えっと、実は高校1年生の終わり頃の成績がけっこう良かったので、東進の方で「無料で授業を受けさせてあげます」みたいのがあったので、それは取ったんですけど……。けっこう怠惰な生活をしてたんで……。東進って自分で見て進めないといけないじゃないですか。スケジュールとかないじゃないですか、ライブじゃないから。なのでけっこう延滞しちゃってて……。まあ、向いてなかったですね、とりあえず。

音愛:あぁ……。

のあママ:向き不向きがあるんですね。

Tossy:そうですね。自分みたいなタイプの人は東進よりライブの授業の方がいいと思います。

音愛:ちなみに駿台に通い始めたのって――3年間通ってるって言ってたと思うんですけど――通い始めたタイミングは1年の入学前の春期講習とか入学後とかって……詳しいタイミングっていつ頃ですか?

Tossy:春期講習は行ってなかったですね。入学して最初の1学期からですね。

Q40 大学受験全体を通じて、ご家庭内で起きたもめごとがあれば、その最大のものを差し支えない範囲でお教えください。

音愛高校受験では家庭内であんまり揉め事ないって言ってたじゃないですか。大学受験でもありませんでした?

Tossy:えっと、大学受験に関しては、最初はなかったんですけど……。すごい直前期になって、親も自分もすごい焦るじゃないですか。ちょっとしたことでお互いイライラしちゃって、けっこう……「なんでだよ?」みたいなふうに思うことはありましたね。

音愛:なるほど……。

Tossy:なので、えっと……。たぶんですけど、その、受験生の側からすると〔親に対して〕「何も知らないのに口出してくるなよ」みたいな風に思っちゃうんです、どうしても。なので、ちゃんと色々普段からリサーチして「いろいろ考えてあげてた」っていう親御さんは別だと思うんですけど、急に直前期になって焦っていろいろ言っちゃうっていうのは、受験生もセンシティブなんで……そこは NG かなっていうふうには思いますね。

のあママ:お互い難しいところですよね。

Tossy:そうですね。特に翠嵐高校の生徒さんとかだったら、生徒さんも優秀だと思いますし、環境も一流じゃないですか、翠嵐高校。なので、ちょっと恐いかもしれませんけど、丸投げした方がお互いの――

のあママ:お互いのためですね。

Tossy:――いいと思いますね。

のあママ:それはほんとうに学びになりました。そうですね。

Tossy:いろいろ手続きとか手伝ってもらったんで文句言える立場じゃありませんけど、ちょっとそういうふうには思いました。

のあママ:了解です。ちょっと一回ここで Tossy さん席を外すので、少し音愛さんと話をしようかなと思うのですが。

Tossy:ごめんなさい(笑)

のあママ:みなさん Tossy さんのお話聞きたいところだと思いますが。

音愛:すみません。

Tossy さん一時離席

のあママ:でもいま言われたところでやっぱり思い出したんですけど高校受験のときも最後――

音愛:揉めたね(笑)

のあママ:――受験が近づいてくるとお互い精神的にけっこう追い詰められますよね。

音愛:はい、やばかったですね。めっちゃ揉めた記憶ある。いやあ、けっこう精神面キツかったですね。何か、受験前で SNS を全部なくされたんですよね。LINE、Twitter、インスタ、全部なくなってもう何だろう……。しかも塾の方針的に、3学期の後半からは受験に必要ないから――内申とか成績が受験に必要ないから――〔中学校に〕行かなくてもいいよ、みたいな感じの風習で。

のあママ:そういう塾でしたね。

音愛:そういう塾だったから、学校にもほとんど行かずに。受験の手続きとかする日ぐらいしか行かなくて。

のあママ:コロナ禍だったっていうのがあってね。学校の方も〔陽性者が〕出ると困るからみたいな状態だったし。

音愛:受験直前に感染するのも困るから行かない――みたいな感じだったんですけど、そうすると人との関りが全然ないじゃないですか。で、何か中学校でも受験直前に休みが大量に出ないように、体育の先生に言われてたんですよ。「人との関りなくなると頭おかしくなるから学校来なさい」っていうふうに言われてて……。

のあママ:言ってた、言ってた(笑)

音愛:そう、で、インスタ、Twitter、LINE 全部ないからほんとうに人との関りがなくて、ストレスが大変でしたね。でもそのなかでも親友がいたから、親友とけっこうずっと勉強してたから……。友だちの存在は大きかったなっていうのはありますけどね。

のあママ:そうですね、友だちはリアルに一緒に勉強してたから。そこはありがたかったかな。

音愛:ありがたかったですね。

Tossy:あ、Tossy です。

音愛のあママ:おかえりなさい。

のあママ:でもこれ高校3年でまた同じようにお互いメンタル追い込まれるのかな――っていうのがさっきの Tossy さんの話で。

音愛:嫌だなぁ……。

のあママ:しかも高校受験より金額大きいじゃないですか、大学受験の方が。

音愛:はい……。

のあママ:――っていうのをちょっと覚悟します。

音愛:どこまで行ったっけ? 次、行きますね。

Tossy:はい、お願いします。

Q41 翠嵐生ということで、東大受験を期待する雰囲気が周囲にあったものと推察致します。東大を受けたくないと思うことはありませんでしたか?

音愛:翠嵐内の「東大受けろ」っていう感じの雰囲気があるじゃないですか。そのなかで「受けたくないな」と思ったことってありますか?

Tossy:そういう雰囲気があるから――っていうことですよね。自分に関してはなかったんですけど、そういう人は一定数いました。何か「言いくるめられてる」とか、東大じゃなきゃダメっていうふうに言われ過ぎて「何でだよ」みたいに思っている方もいて、そのなかでも東大を受けたけどそう思ってるって人もいれば、そう思って東大を受けなかったっていう人もいます。

音愛:なるほど。

Tossy:ただ、正直言って東大に受かったら悪いことはないじゃないですか。東大に行くことに関して、悪いことじゃないじゃないですか。なので「とりあえず東大を目指そう」みたいな雰囲気は、自分は「あり」だなと思ってますね。東大ってとりあえず一般的にはいちばん勉強ができる大学じゃないですか。なのでそこを目指すことによっていろんな選択肢を保ちつつ勉強できるっていうか……。最後の最後で変えれるじゃないですか。

のあママ:うんうん。

Tossy:なので、とりあえず東大にしとくっていうのは全然「あり」じゃないかなと思います。

〔中略 ※インターン採用と出身大学についてのお話〕

Q42 慶應、東大のそれぞれへの模擬試験における合格判定はどのようなものでしたか? また、その判定で翠嵐のなかではどういった立ち位置でいらっしゃいましたか? 差支えない範囲でお教えください。

音愛:慶應、東大の学校の模試とかの合格判定ってどんな感じでした?

Tossy:えっと、3年生になってからあんまり全国模試みたいなのを受けなかったので詳細なことは分からないんですよね。たとえば東大模試とかしか受けてなかったんで。共通テスト模試とか。ただ東大に関してはずっとD判定とかE判定とかなんで、全然よくはなかったですね。

音愛:そうだったんですね……。え、翠嵐内での立ち位置とかって分かりました? その、模試で。

Tossy:東大の理系だったら……、記憶が定かじゃないですけど、たとえば 50 人とか受けるじゃないですか、同じ模試を。そうなったら半分ぐらいはE判定とかなんですよ。で、自分もそのなかにいたりいなかったりっていう感じなので……。

音愛:だいたい半分ぐらい?

Tossy:そうですね、東大模試受けたなかで半分行かないぐらいじゃなかったですかね、たぶん。

音愛:なるほど……。ちなみに私この前、模試をふつうに受けたんですけど、国語をちゃんと受けれてなくて全部判定がZになりました……。そんなことあるんですね(笑)

Tossy:「受けれてなかった」ってどういうことですか?

音愛:何か、共通テストの仕組みとかがよく分かってなくて……。国語って現代文・古文・漢文全部とらなきゃいけなかったじゃないですか。

Tossy:そうですね。

音愛:仕組みが分かってなくて「漢文めんどくさいからいいや」と思って漢文受けなかったんですよ。そしたらZになりました……。いやあ、笑いました、ほんとうに(笑)

Tossy:ちゃんと受けてください。

のあママ:受けてください。

音愛:すみません。

Tossy:他が全部パーになっちゃいます。

のあママ:学びましたね。来年はその間違いはしないようにしよう――っていう感じですね。

音愛:はい、そうですね。しかもあれですね共通テスト同日模試のやつ、2日連続時計忘れたんですよ。

Tossy:ああ、時計大事ですよ。マジで時計大事なんですよ。あの、入試本番は時計ないものだと思った方がいいです。

音愛:ですよね……。

Tossy:あの、そうです、だから自分で持ってかないと。

音愛:同日模試も時計なかったんですよ。だからだいたいで感覚でがんばるしかなかったです。

Tossy:まあでもそういうのは、模試を受けたからこそじゃないですか、分かるのは。

音愛:二度と同じ過ちは犯さないようにしたいと思います。

のあママ:うん……。

Q43 指定校推薦など、一般入試以外の受験はお考えになりませんでしたか?

音愛:次に行きます! 指定校推薦など、一般入試以外での受験って考えましたか?

Tossy:えっと、シンプルに成績が悪かったので。まあ「悪い」っていうか、推薦を取れるほどよくはなかったので……。

のあママ:指定科目とかありますもんね。

Tossy:そうですね。――っていうか、一般入試を受けるっていう前提で過ごしてたので成績がよくなかったっていうか……。どっちが卵か分かりませんけど。とにかく、そうですね。「考えたところでどうせできなかっただろう」みたいな成績でしたね。

Q44 出願先の大学はいつ、どのように決定なさいましたか?

音愛:出願先の大学はいつ、どのように決定しましたか?

Tossy:東大志望だったんですけど、親から「国立に行け」って言われてたのもそうですし、正直に言うと大学院に行くときに留学しようって思ってたんです。

のあママ:いいと思います。

Tossy:海外の院に行こうと思ってたんです。――で、けっこうお金かかるじゃないですか海外に行くとなると。なので、できれば、国公立で近場で、家から通える距離の国公立大学にしようっていうふうに条件を絞って、前期に東大で後期に横浜国大の2校だけを受ける予定だったんです。

音愛のあママ:はい。

Tossy:――っていうか、進学するならその2校だろうっていうふうに思ってたんですね。ただ、担任の先生に「受験の練習になるから私立受けとけ」っていうふうに言われて、理工系だったんで早稲田か慶應の理工で、強いて通うなら慶應だろうっていうことで慶應の理工を受けることにして……。その3校受けました。

音愛:なるほど、そっか……。入試の練習もあるんですよね。私立受けないつもりだったんですけど、それ聞いたら「受けなきゃ」っていう気がしてきました。

Tossy:それで、自分、結果から言うと慶應に通うことになったじゃないですか。これ横浜国大の後期受けたんですけど、それよりも先に慶應の結果が出てるじゃないですか。ふつうに後期横国を待たずして慶應に進むことに決めたんです。

音愛:はい。

Tossy:何でかっていうと、周りの人から「いや、横浜国大よりは慶應の方がブランド的にいいでしょ」みたいなことをけっこう言われて、自分なりにいろいろ考えた結果なんですけど……。

音愛:はい。

Tossy:東大を受けるために浪人するっていう選択肢ももちろんあったんですけど――っていうか、それが既定路線だったんですけど――自分のなかで「いやあ、これ、浪人しても体たらくな生活になっちゃうんじゃないか」っていうふうに思ったこともあったり……。あとはスムーズに留学したりとか大学院に行ったりとかできるかも分からないじゃないですか。そうなったときに大学院とか出て「いったい何歳になってるんだ」みたいなふうに考えたら、なるべく早く早く決断――っていうか「先に進もう」っていうふうに思ったんです。

音愛:はい。

Tossy:たとえば、慶應のなかでいい成績をとれればいいグレードの奨学金を頂けたりとか、留学するときに奨学金を頂けたりとかして、金銭面はトントンぐらいに――がんばれば?――なるんじゃないかな、みたいな。いろいろ多角的に考えた結果、慶應に行こうっていうふうに自分のなかで判断したんですけど。なので、何ていうかな……。受験受けるときはある種「盲目」っていうか「ここじゃなきゃダメなんだ」っていうか、「東大こそ神で、他は全部低学歴だ!」みたいなふうに――極端ですけど――考えちゃったりするんです。ただ、一旦終わってみると何か目が覚めるっていうか……。もちろん東大に受かった方はすごいし尊敬してるんですけど、まあ「それだけじゃないよね」みたいな。「結局最後は自分の能力とかで勝負するんだから」みたいな。まあ、言い訳って言われたら言い訳なのかもしれないですけど、ちょっと視野が狭かったのがふっと広がる感覚があったので。そういう面でも、受けといてから、後から考えるための何か「余地を残す」みたいなのもいいかもしれません。

Q45 大学入試過去問はどの程度演習・研究なさいましたか? 大学数や、大学ごとの年度数など覚えていらっしゃる範囲でお教えください。

音愛:大学の過去問はどの程度演習・研究しましたか? 具体的に何年分とか……?

Tossy:高校3年生のときに、駿台の、数学も英語も「東大」っていう冠のついた講座を取ってたんです。なので、そこである程度過去問演習的な形のもの――何ていうのか、過去問素材の授業っていうのを受けてたんですけど……。それをカウントしなかったとすると、自分でやったのは……。英語に関しては、マークシートが導入された前と後でちょっと傾向が違うんですね。なのでけっこう単元別にやったりとか、最近のものと東大模試の過去問をやったりとかしてたんです、英語に関しては。最近の傾向に寄ったものをやるために。正味だいたい 10 年分ぐらいですかね、たぶんそのぐらいだと思うんですけど。

のあママ:おお……。

Tossy:数学に関しては単純に過去問を 10 年弱ですかね。10 年行ったかな、ぐらいで。国語に関しては正直あんまりできてなくて3年分ぐらいなんですけど。理科に関してはふつうに過去問を 10 年分ぐらいですかね。なので、周りの人と比べたときに「そこまでいっぱいやったか」って言われたらやってない方ですけど、ただ、まあ最低限かな――っていう感じですかね。

Q46 赤本ノートや各種アプリなどで過去問得点等の管理はなさいましたか?

音愛:次に、私これよく分かってないんですけど――「赤本ノート」っていうのよく分かってないんですけど――「赤本ノート」・アプリなどで過去問得点の管理などはしましたか?

Tossy:えっと、有隣堂とかに「赤本ノート」っていう商品が売ってて。

音愛:へぇ……。

Tossy:で、見開きで、何年度・何大学・科目が何でここが間違っててこうします――みたいなのを記録するためのテンプレが印刷されてるノートみたいのがあるんですね。ただ、それは使ってなかったです。

音愛:あ、使ってなかったんですね。

Tossy:過去問ってもちろん配点が公表されてるわけじゃないじゃないですか。で、たとえば東大なんかは数学なんか記述式なのでオール・オア・ナッシングじゃないから、自分で採点するのがけっこう難しいんですね。ただ、採点官がどこをどうやって評価してるかっていうのを知るために採点する訓練は必要だって一般的には言われてるんですけど……。自分のなかでそこまで点数化する意味を感じれなかったので、あんまりそういうデータ化はしなかったですね。ただ解いて、間違ったところを研究する――みたいな感じでした。

音愛:ありがとうございます。やばい、だんだん時間が……〔注:インタビュー開始から2時間経過。当日の時刻で 22:30〕。

のあママ:atama+ はそれに近いことをしてくれるのかな、と思っていたりするのですがそうでもないですか?

Tossy:えっと、atama+ ですか?

のあママ:はい。

音愛:駿台の。

のあママ:過去問からできなかったものをとか、そういう傾向を……。点数管理ではないですけど、苦手なところ管理みたいなの。

Tossy:いや、それはあると思うんですけど、何か正直なこと言うと atama+ はあんまり翠嵐生ぐらいのレベル帯には合ってない気がするんですよね。

のあママ:あっ、そうなんですね?

Tossy:改善されたかもしれませんけど、ほんとうに最初の中学数学みたいなところから始まるんです。で、ちょっとでも間違えるとそこを復習しようみたいなことになって、ほんとうに最初の最初まで戻されるんですね。

音愛:(笑)

Tossy:で、それも何か、パソコンとかでやるじゃないですか。タップミスとかがあるんですよ。それで間違えたのに「最初からやりなさい」みたいに言われたりとか……。なのであんまり自分のレベルに合ってるふうには感じれませんでしたね、atama+ は。ただシステムはすごいいいと思うので、たとえば過去問を解いたときに「どこ間違ってた、合ってた」っていうのを入力して「あなたはこれをやってみなさい」みたいな例題を出してくれるマシンとかがあれば、すごい最高だと思うんですけど。atama+ の比較システムはすごい画期的でいいと思うんですけど、atama+ 自体はレベル帯が合ってない気はします。

のあママ:「誰か作って!」って言ったら作ってくれそうですね(笑)

音愛:やばい、全然知らなかった、駿台生なのに……。

Tossy:そうなんですね?

音愛:はい、一応……。

Tossy:あんまり使いませんよね、正直。

音愛:塾のシステムってちゃんと利用してるのが少ない気がする。使った方がいいんだろうけど。

Tossy:まあでもそこも……。あんまり言ってこないじゃないですか、予備校とかって。なので、取捨選択っていうか、自分でちゃんと軸を持って、ちゃんと計画を立てれば、あとはそれをコツコツ実行する能力と――みたいな。個人勝負みたいなところがあると思うので、大学受験に関しては。そこは自分の納得いく形でやるのがいちばんいいと思います。

音愛:なるほど。ありがとうございます。どんどん次に行きましょう。

Q47 翠嵐の授業で特に大学入試で役に立ったと思われるものがあればお教えください。

音愛:翠嵐の授業で特に大学入試で役に立ったと思うものはありますか?

Tossy:数学の授業ですね。けっこうコマ数があるので、相当細かい知識みたいなところまでやってくれてたと思います。

Q48 おすすめの勉強法や参考書・問題集があれば教えて下さい。

音愛:おすすめの勉強法とか参考書とか問題集とかってありますか?

Tossy:合格者講話じゃないんで、あんまり偉そうなことは言えないですけど……。おすすめのものとかは確かにあるんですけど、それよりも自分で計画を立ててコツコツ実行するっていうのがとにかく大事だと思います。で、自分で計画を立てるときに自分が納得いくような理由をちゃんと持てるのがいちばんいいんじゃないかな、と思います。

のあママ:それ深いですね。「自分が納得できる理由を持つ」ですね。

Tossy:そうですね。何か翠嵐のなかでも、たとえば同じぐらいの学力の生徒の方でも、応用的な参考書をやるのが好きな人もいれば、量をがっつりこなすのが好きな人もいるんです。それは人それぞれでいいと思うんですけど、結局それを貫けた人が上手くいったみたいな傾向にあると自分のなかでは思うので……。納得がいって、それを貫けるのがいいと思います。


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