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臨海セミナー事件を読売新聞が報道 2021 年1月 21 日朝刊

読売新聞は 21 日(木)の朝刊 25 面(地域面)に

学習塾「競合に透明性」
大手2社共同声明
「勧誘協力で金券」抗議発端

と題した記事を掲載。昨年末の臨海セミナーの事件を伝えました。小松大樹 記者。


「臨海セミナー悪質勧誘報道」を振り返る

※全体の振り返りはこちら

報道前

この事件は昨年 11 月 23 日(月)の告発文に端を発するものです。

告発文を受けて、12 月、ステップ・中萬学院・早稲田アカデミー・秀英予備校・エイサイコミュニケーション(英才個別学院)・岩沢学院(川崎市川崎区)・岡本塾(横浜市港北区)・黄学館(横浜市中区)などの 19 塾が臨海セミナーに申入れを行いました。

報道時

12 月 10 日(木)に J-CAST ニュースが申入れを報じると、それが Yahoo!ニュースのトップに掲載され、反響を呼びます。

臨海セミナーは即日、記事は「一方的な取材によるもの」だと、佐藤博紀社長名でホームページ上に反論( https://bit.ly/3a8MR3chttps://bit.ly/3789oLJ)を掲載。

問題の中心だった「個人情報収集」ではなく、「合格実績」に関して「合格実績カウントルール」を公開します(旧版 https://bit.ly/3qEZBDX・新版 https://bit.ly/2LsiScs)。

報道後

12 日()になると、臨海セミナーが告発者を特定したと発表。いったんはそれを取り下げるも、14 日(月)に告発者の特定を再発表しました。

臨海セミナーの動きに対し、連名 19 塾の幹事社ステップは交渉の経緯を公開。カナガクではこのタイミングで7つの記事を公開しました。

  1. 臨海セミナーの主張(真相1)
  2. 臨海セミナー、第三者委員会設置の提案に2分で返事を要求(真相2)
  3. 臨海セミナーによる告発者特定の発表(真相3)
  4. 12 月 10 日の社長メッセージ(真相4)
  5. 臨海セミナーによる告発者特定の再発表(真相5)
  6. 臨海セミナーによる交渉決裂の経緯説明(真相6)
  7. 臨海セミナーから内部生・保護者の皆さまへ(真相7)

生徒アンケート

臨海セミナーは 12 月 16 日(水)、ホームページに掲載していた生徒アンケートの画像を削除しました。

大手2社共同声明

臨海セミナーと連名 19 社との対立が長引くかと思われた矢先、12 月 17 日(木)に状況が一変します。

が発表され、収集された個人情報がどうなるか、少なくとも外部からは分からないまま、いわば「和解」が成立します。

臨海セミナーはホームページ上に営業運営方針を掲載しました。

このときも、J-CAST ニュースが詳細を報道しました。

個人情報の削除を達成していた

その後、連名 19 塾のひとつ、黄学館(横浜市中区)が当初の申入れの目的を達成していたことを発表連名の幹事社ステップもそれに続きます

臨海セミナー、営業運営方針を事実上削除

今年に入り、臨海セミナーは「営業運営方針」を「臨海セミナー 基本指針」で上書きし、事実上削除しました。


読売新聞の記事に関して

以下、読売新聞の今回の記事に関する雑感です。

営業手法に賛否

申入書の内容は J-CAST ニュースによれば

19社は、

  • 「当塾の生徒が記載されている名簿について貴社が今後、破棄、生徒名などの個人情報を削除する方針、措置を採る意思があるか」
  • 「上記の情報を今後の勧誘活動に使用しない方針、措置を採る意思があるか」

――の2点への回答を求めている。

というものです(引用文の文面はママ。改行を編集)。

申入書は臨海セミナーが収集した個人情報の削除に的を絞ったものでした。つまり、自塾生の保護が最大の目的だったと思われます。今回の記事を含めて一連の報道で分かりづらいところのように感じます。

「営業運営方針」

読売新聞は

臨海側は「営業運営方針」も同時に公開し、「一部行きすぎた勧誘活動があった」とした。

と書いていますが、その「営業運営方針」は現在、事実上削除されています

塾生争奪戦 激化

読売新聞の今回の記事は

臨海に限らず、塾生獲得のために様々なキャンペーンを行う塾は多い。

としていますが、臨海セミナーが問題とされたのは

  • 未成年の生徒に対して
  • その使用目的を明らかにせずに
  • 友人らの個人情報を提供させることを
  • 全社的・組織的に行っていた

と疑われたためです。

「他の塾もやっている」として容認できるものではありませんでした。

なお、事業所の急増と中3生の人数については、それぞれ

が参考になります。