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東大合格者数の「隔年現象」をおおたとしまささんが解説

育児・教育ジャーナリストのおおたとしまささんが、『週刊新潮』平成29年3月30日号で、東大合格者数の「隔年現象」を解説しています。


東大合格者数の「隔年現象」

この時期必ず、どこの学校が合格者数を増やし、どこが減らしたのかが話題になるが、年ごとの増減にあまり意味はない。東大合格者数にはたとえば「隔年現象」……がある。隔年現象とは、現役合格者が多い年は数が伸びるが、その翌年は浪人生が少ないので数を減らす現象だ。

※ 強調はカナガクによります。


横浜翠嵐の東大合格者数の減少

平成29年度入試での躍進

たとえば、平成29年度入試における横浜翠嵐の東大合格者数は、現役・既卒を合わせて「34人」でした。公立高校の大躍進として、この1年間、多くのメディアで取り上げられました。

東大合格校に異変
公立トップへ 横浜翠嵐の熱血教員団
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平成30年度入試での失速?

ところが、『サンデー毎日』や『週刊朝日』、「インターエデュ」などで、平成30年度入試における横浜翠嵐の東大合格者数速報を見ると、去年よりもかなり減っているように思えます。

平成30年度 東京大学合格者数 高校別ランキング速報 神奈川県版

しかしこれは、けっして横浜翠嵐が失速しているわけではありません。平成29年度入試で優秀な現役生・既卒生がみんな東大に合格していたため、平成30年度入試の結果が落ち込んでいるように見えるだけです。


次の「隔年現象」・「4年後現象」に期待

平成30年度入試で東大に合格しなかったみなさんのなかには、平成31年度入試を目指す方もいらっしゃることでしょう。その点で、次の「隔年現象」に期待が膨らみます。

また、今春、横浜翠嵐には平成29年度大学入試での実績を見てきた新高校1年生のみなさんが入学します。彼ら/彼女らの活躍により、「4年後現象」も起こってくるかもしれません。