神奈川工業高校は 26 日、「かながわ P-TECH」スタートアップ講話を開催しました。対象は電気科の1年生 121 名。
生徒・学生が家庭の経済環境に左右されることなく、ITに関する知識・技術を身に付け、生涯にわたって社会で活躍するIT人材の育成をめざす取組
です。P-TECH は Pathways in Technology Early College High School の頭文字。
かながわ P-TECH では、日本 IBM の支援のもと、生徒(・学生)が、
- 神奈川工業高校で3年間
- 産業技術短期大学校で2年間
の専門教育を受け、IT 業界や IT 関連職への就労に繋がる技術を身につけます。
多くの生徒(・学生)が大学校までのすべての教育を「公立」で受けられる仕組みであり、特に経済的に私立理系大学への進学が難しい生徒などに歓迎されそうです。
目次
公立学校での専門教育・高等教育
公立高校から公立の上級学校等に進み職業的専門性を身につけるルートには、他に、
- 県立海洋科学高校(3年間)から同高校の専攻科(2年間:漁業生産科・水産工学科・情報通信科)に進学する
- 県立二俣川看護福祉高校から公立の看護師養成機関に進学する
- 高校卒業後、市立横浜商業高校別科(理容科・美容科はそれぞれ2年間。理容美容のダブルライセンスクラスは3年間)に進学する
- 高校卒業後、県立保健福祉大学に進学する
などのルートが考えられます。
公立・私立高校で学ぶ IT 技術
川崎市立川崎総合科学高校には「情報工学科」が設置されており、IT に狙いを絞った学習が可能です。
私立高校では英理女子学院にキャリア部 情報デザインコース、柏木学園に情報コースが設置されています。
参考文献
神奈川県教育委員会
神奈川県教育委員会教育局・神奈川県産業労働局,「IT 人材教育モデル、「かながわP-TECH」に関する協定を、日本アイ・ビー・エム株式会社と締結します」,https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/prs/r1422990.html,2020 年 12 月 17 日.
神奈川工業高校
神奈川県立神奈川工業高等学校,「かながわP-TECHの取組について」,https://www.pen-kanagawa.ed.jp/kanagawa-th/zennichi/tokushoku/p-tech/p-tech_activities.html,2021 年5月 26 日.