『ビッグコミックスピリッツ』12月22日発売号に『二月の勝者―絶対合格の教室―』第37講「七月の本気」が掲載されました。
そういえば今日スピリッツ発売日です!連休なので変則的に土曜発売です。「二月の勝者」載ってます。すごく描きたかった塾最下位生徒の石田王羅くんのターンでっすよろしくでっす
— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2018年12月22日
目次
やっぱ自分の足使わないとな…
すっかり悪役となった橘先生が、黒木の「裏の顔」を佐倉から聞き出せずにこう思います。
やっぱ自分の足使わないとな…
足を使う大切さは日々感じるところです。
塾講師たるもの、学校の教員とはたくさん話すべきだし、その学校にちゃんと足を運ぶべきだと思う。進路指導のとき、わたしはその受験生が、その学校の制服を着て校舎内で学校生活を送っている姿をイメージして、受験校の提案をすることが多い。
— 矢野耕平 (@campus_yano) 2018年12月16日
昨日は鷗友学園女子中高の塾対象説明会に参加。いつも感心させられるのは(今後受験生にも配布するであろう)「入試対策資料」の充実度の高さ。各科目の問題・解答例・得点率のみならず、1問1問に対する丁寧な解説と講評、そして、採点例・採点基準まで明文化。誠実な学校であるのが伝わってきます。
— 矢野耕平 (@campus_yano) 2017年4月27日
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偏差値に模試名が付いた
桜花ゼミナールの生徒たちの名前の横に、クラスと偏差値、そしてその偏差値がどの模試のものなのかが書かれています。
「どの模試の偏差値なのか」はとても大切です。
たとえば、柴田まるみ(の母親)の志望校は「私服」で「偏差値40くらい」の学校です。首都圏模試偏差値(通学時間、不登校への理解)から和光中学校ではないかと考えているのですが、もしサピックスの偏差値であれば40台半ばの公文国際なども視野に入ってきます。
それにしても、四谷大塚で偏差値50台の子がたくさんいるのは、中学受験専門の大手ならではだと思います。
やる気がない石田王羅くん
夏期講習中、自習室が勉強の良い雰囲気に包まれています。そこに、勉強に対してやる気の石田王羅くんがやってきました。
おれ来る気全然なかったんだけど、かーちゃんとばーちゃんが行け行けうるさくて
ぼーっとしている性格の王羅くんに悪気はなさそうですが、彼が自習室にいることで、他の子たちが勉強に集中できません。
部屋に入ってくるなり大声でしゃべり、炭酸入りのジュースを派手にこぼします。桂先生(女性講師)の叱責に対しても
あははは! 桂せんせーおっかねー。
と言ってまったく反省の色を見せません。スマホゲームをやりながら部屋のなかをうろつき、独り言を言っています。
とうとう彼に対して他の受験生が怒りを爆発させる場面で「第37回/完」となりました。
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やる気がない生徒に対しては
大きな塾の場合
やる気がない生徒への対応は難しいところです。
大きな塾の場合、やる気がない生徒に対してあまりに厳しい指導をすると、集客に影響するでしょう。多様な生徒を受け入れることは、大きな塾の条件です。
しかし、あまりやる気がない生徒を放っておくと、新規入塾者のレベルが下がったり、地域での塾の評判が下がったりする恐れがあります。その子に関するクレームが入ったりもするでしょう。
やる気がない生徒への対策としては
- できるだけ教室への滞在時間を減らし
- 教室にいる時間は、他の生徒の目につかないところにいさせ(たとえば、授業中に寝る生徒はいちばんうしろの席に座らせるなど)
- 自習で教室に来ているときには、場所を指定して他の生徒との接触を極力避け
- 可能であれば個別指導に誘導し、大学生アルバイトにマンツーマンディフェンスをお願いする
といったところでしょうか。
こうした生徒は
- 他の生徒に話しかけることが多く
- またウロウロと歩き回ることも多く
- 合格実績を稼げるわけでもない(ことが多い)のに
- 教室の人的リソースを大きく消費させられる(つまり、手がかかる)
ので、できれば来てほしくないというのが本音です。
個人塾の場合
個人塾であれば躊躇なく「退塾させる」先生が多いと思います。
今日も自習にたくさん来てもらっています。さすがにそろそろ集中力が切れる生徒が出てきています。一人で集中力を切っている(休憩している)分には大目に見ますが、他人の集中力を切り始めてきたら追い出します。
— セルモ川崎菅馬場教室 (@selmo_sugebanba) 2016年9月3日
※ 雪平先生のツイートの「追い出す」は「退塾させる」ではありません。
仮にダークペダゴジーが許されるのなら
仮にダークペダゴジーが許されるのなら、そういった子を「見せしめ」にする――つまり、みんなの前で最大限厳しく叱る――ことで教室の規律に貢献させるのも手かもしれません。
なぜ学校で体罰や指導死が起こるのか?――社会に蔓延する“ダークペダゴジー(闇の教授法)”
教育社会学・教育科学 、山本宏樹氏インタビューhttps://t.co/u7ajC8cwzR— SYNODOS / シノドス (@synodos) 2019年1月3日
高瀬志帆先生 Twitter 近況
中学受験を「お受験」って「お」つけて呼ぶのすごい違和感。なんで「お
」ってつけるん?(なんかそういう番組観た)— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2018年12月27日