『二月の勝者―絶対合格の教室―』第37講「七月の本気」感想

『ビッグコミックスピリッツ』12月22日発売号に二月の勝者―絶対合格の教室―第37講「七月の本気」が掲載されました。


やっぱ自分の足使わないとな…

すっかり悪役となった橘先生が、黒木の「裏の顔」を佐倉から聞き出せずにこう思います。

やっぱ自分の足使わないとな…

足を使う大切さは日々感じるところです。

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偏差値に模試名が付いた

桜花ゼミナールの生徒たちの名前の横に、クラスと偏差値、そしてその偏差値がどの模試のものなのかが書かれています。

「どの模試の偏差値なのか」はとても大切です。

たとえば、柴田まるみ(の母親)の志望校は「私服」で「偏差値40くらい」の学校です。首都圏模試偏差値(通学時間、不登校への理解)から和光中学校ではないかと考えているのですが、もしサピックスの偏差値であれば40台半ばの公文国際なども視野に入ってきます。

それにしても、四谷大塚で偏差値50台の子がたくさんいるのは、中学受験専門の大手ならではだと思います。


やる気がない石田王羅くん

夏期講習中、自習室が勉強の良い雰囲気に包まれています。そこに、勉強に対してやる気の石田王羅くんがやってきました。

おれ来る気全然なかったんだけど、かーちゃんとばーちゃんが行け行けうるさくて

ぼーっとしている性格の王羅くんに悪気はなさそうですが、彼が自習室にいることで、他の子たちが勉強に集中できません。

部屋に入ってくるなり大声でしゃべり、炭酸入りのジュースを派手にこぼします。桂先生(女性講師)の叱責に対しても

あははは! 桂せんせーおっかねー。

と言ってまったく反省の色を見せません。スマホゲームをやりながら部屋のなかをうろつき、独り言を言っています。

とうとう彼に対して他の受験生が怒りを爆発させる場面で「第37回/完」となりました。

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やる気がない生徒に対しては

大きな塾の場合

やる気がない生徒への対応は難しいところです。

大きな塾の場合、やる気がない生徒に対してあまりに厳しい指導をすると、集客に影響するでしょう。多様な生徒を受け入れることは、大きな塾の条件です。

しかし、あまりやる気がない生徒を放っておくと、新規入塾者のレベルが下がったり、地域での塾の評判が下がったりする恐れがあります。その子に関するクレームが入ったりもするでしょう。

やる気がない生徒への対策としては

  • できるだけ教室への滞在時間を減らし
  • 教室にいる時間は、他の生徒の目につかないところにいさせ(たとえば、授業中に寝る生徒はいちばんうしろの席に座らせるなど)
  • 自習で教室に来ているときには、場所を指定して他の生徒との接触を極力避け
  • 可能であれば個別指導に誘導し、大学生アルバイトにマンツーマンディフェンスをお願いする

といったところでしょうか。

こうした生徒は

  • 他の生徒に話しかけることが多く
  • またウロウロと歩き回ることも多く
  • 合格実績を稼げるわけでもない(ことが多い)のに
  • 教室の人的リソースを大きく消費させられる(つまり、手がかかる)

ので、できれば来てほしくないというのが本音です。

個人塾の場合

個人塾であれば躊躇なく「退塾させる」先生が多いと思います。

※ 雪平先生のツイートの「追い出す」は「退塾させる」ではありません。

仮にダークペダゴジーが許されるのなら

仮にダークペダゴジーが許されるのなら、そういった子を「見せしめ」にする――つまり、みんなの前で最大限厳しく叱る――ことで教室の規律に貢献させるのも手かもしれません。


高瀬志帆先生 Twitter 近況