神奈川新聞は12日の教育面に「ザ・チャレンジ 今年の公立高校入試結果は?」と題した記事を掲載しました。
中萬学院高校受験指導事業部の先生が、平成30年度入試の状況を振り返っています。
目次
公立志向が緩和
全日制公立高校進学希望は過去最低の80.3%、県内全日制私立高校進学希望は過去最高の7.1%
記事では、毎年10月に行われる進路希望調査の結果を10年分にわたって分析すると、最新の調査で
- 公立高校(全日制)を希望する生徒が過去最低
- 私立高校(全日制)を希望する生徒が過去最高
だったことが示されました。
公立から私立へのこの流れは、神奈川県が発表した私立高校実質無償化により、さらに加速するものと思われます。
【参考】神奈川県の私立高校無償化 県外高校は対象外 19年度まで
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人口増を背景とした地域的影響
実質倍率の上位20校(学科コース)をまとめたのが表です。「川崎・横浜北東地域」の高校・学科コースが12と昨年と同様に過半数を占めます。それぞれに魅力的な高校であることはもちろんですが、人口増を背景とした地域的影響を見ることができます。
教育委員会は例年、人口動態を見て各校の定員を増やしたり減らしたりしていますが、それを上回る影響が出ている模様です。
【参考】平成30年度 神奈川県公立高校入試 入学定員増減のポイント
学力向上進学重点校の指定は5月頃に発表
県教育委員会では、先行指定の湘南・横浜翠嵐以外の指定校を5月頃に発表するそうです。