平成28年度神奈川県公立高校入試問題〈英語〉における、乱択での得点期待値は「13.72点」です。
まったく知識のない受験生があてずっぽうで(=乱択で)選択問題だけを解いた場合の得点期待値を計算しました。
それぞれの問題の配点に「当たる確率」(4択問題であれば、「4分の1」)を掛け合わせた値を合算しています。
神奈川県公立高校入試2016 英語
4択問題
4択問題(上図中の青い部分)は全部で18問ありました。
配点は、
- 問1,3が2点(11問)
- 問7~9が4点(7問)
です。
ここから、4択問題での得点の期待値は「12.5点」となります。
{(2×1/4)x11}+{(4×1/4)×7}=5.5+7=12.5
並べ替え問題
問4(上図中の赤い部分)は、「六つの語の中から五つを選んで正しい順番に並べかえ」る問題です。配点はすべて3点です。
この問題形式では、解答パターンが全部で 6×5×4×3×2=720 通りありますので、それぞれの小問の「当たる確率」は「720分の1」となります。
ここから、問4全体での得点の期待値は「60分の1点」です。
(3×1/720)×4=1/60
その他
その他の選択問題(上図中の緑色の部分)です。
- 問7の(ア)の配点は4点です。6択問題なので、「当たる確率」は「6分の1」です。得点の期待値は「6分の4点」です。
- 問7の(ウ)と問9の(エ)は6つの選択肢から2つを選ぶ問題です。2つが「両方できて4点。順不同可」です。解答パターンは全部で15通りありますので、「当たる確率」は「15分の1」となります。得点の期待値は、問7と問9を合わせて「15分の8点」です。
合計
以上をすべて足し合わせて、小数第3位を四捨五入すると、
12.5+1/60+4/6+8/15
=12.5+1/60+40/60+32/60
=12.5+73/60
=13.72
となります。
参考
- 神奈川県教育委員会,「共通選抜における学力検査問題」, http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160600/p885592.html ,2016年8月4日閲覧.
- 平成28年度 神奈川県公立高校入試〈国語〉 乱択での得点期待値
- 平成28年度 神奈川県公立高校入試〈社会〉 乱択での得点期待値