教職員人事異動

平成28年度 神奈川県公立高校入試 学校別合格者最低点 第1次選考

平成28年度 神奈川県公立高校入試第1次選考におけるaf+bg値ボーダーラインを学校別にまとめました。神奈川全県模試を主催する伸学工房が6月にまとめた追跡調査の結果に基づきます。

【参考】 第2次選考でのボーダーライン

  • 表の見方につきましてはページ中ほどをご覧ください。
  • 調査書点(内申点)から学力検査で必要な得点を逆算する例につきましてはページ下部をご覧ください。
  • 県内の公立高校全てを掲載しているわけではありません。
  • 表中の数値は重点化を考慮しています選考基準(H28)参照)

神奈川県公立高校入試 合格者最低点2016 第1次選考

学校名(学科名など)af+bgf+g備考
多摩6408
生田(一般)5668
生田(自然科学)5008
麻生4048
百合丘4058
市立高津4408
川崎北4158
生田東3758
3008
麻生総合2908定員割れ
新城5588
市立橘(普通)5588
住吉4738
県立川崎3988
市立川崎4008
大師2858
川崎市立商業2907定員割れ
横浜翠嵐6908
市立横浜サイエンスフロンティア6358
神奈川総合(個性)6468
神奈川総合(国際)4科6208
市立東5458
港北5588
鶴見4708
岸根4788
城郷4258
新羽3478
鶴見総合3258
川和7048
市ヶ尾6028
元石川5128
荏田(一般)4678
荏田(体育)4008
霧が丘4158
新栄3758
白山(一般)3258
白山(美術)3科3908
希望ヶ丘6368
松陽5638
瀬谷4908
4358
横浜緑園総合3378
瀬谷西3708
横浜旭陵2808
光陵6418
横浜平沼6358
市立桜丘5878
市立戸塚5808
市立戸塚(音楽)4608
金井4448
舞岡4208
上矢部(一般)3708
上矢部(美術陶芸)3科4608
横浜桜陽3508
保土ヶ谷3478
柏陽6838
市立南5308定員割れ
横浜栄5218
横浜南陵(一般)4228
横浜南陵(健康福祉)3958
横浜清陵総合4108
永谷2608
横浜国際6258
市立横浜商業(商業)5028
市立横浜商業(スポーツマネジメント)4808
市立横浜商業(国際)5908
横浜緑ヶ丘6638
市立金沢6068
市立みなと総合4998
氷取沢4488
横浜立野4458
金沢総合3807
磯子(一般)3978
磯子(グローバル)3808
横須賀6458
追浜5778
横須賀大津5248
市立横須賀総合4898
逗子4878
津久井浜4348
逗葉3838
三浦臨海3308
横須賀明光(国際)3658
横須賀明光(福祉)3478
湘南7098
鎌倉6248
大船5568
七里ガ浜5408
湘南台5298
藤沢西5208
深沢4528
藤沢清流3788
藤沢総合3808
茅ヶ崎北陵5798
鶴嶺5188
茅ヶ崎4808
茅ヶ崎西浜3188
寒川2608
大和6318
座間5628
大和西5058
綾瀬4308
座間総合3908
大和南3858
大和東3428
綾瀬西(一般)3208
綾瀬西(福祉教養)3208

広告

第1次選考と第2次選考

第1次選考

神奈川県の公立高校入試で、受験生のみなさんは入学試験を1回受けます。その結果として出たS1値を元にして、各高校がまず定員の90%までの合格者を決定します。これが第1次選考です。

S1値は調査書点(内申点)、学力検査得点、面接点(、特色検査得点)のそれぞれに、各校が定めた比率を乗じたものの和です。

第2次選考

残りの10%の合格者を決めるのが第2次選考です。第2次選考では調査書点(内申点)を選考に用いません。さまざまな事情により中学校の成績が揃わない受験生のみなさんに配慮しています。

中学校の連絡票・通知表の内容が思わしくない場合に、試験での逆転を狙えるところでもあります。

S1値とaf+bg値

第1次選考で用いられるS1値の計算方法は以下の通りです。

  1. A~Dの資料を100点満点に換算した数値a~dを算出する
    • A:調査書 →100点満点〔a〕
      (A値は通常135点満点)
    • B:学力検査 →100点満点〔b〕
      (B値は通常500点満点)
    • C:面接 →100点満点〔c〕
      (C値は通常100点満点)
    • D:特色検査 →100点満点〔d〕
  2. a~dの数値に各校が定めた係数(比率)を乗じてS1値を算出する

    S1=a×f+b×g+c×h(+d×i)

    • f・g・hの係数(比率)は2以上の整数で、f+g+h=10になるように配分する。
    • iの係数(比率)は5以下の整数で、、f+g+h=10に加える。

こうして求められるS1値のうち、内申と入試の合計がaf+bg値です

表中各列について

「af+bg」列

全生徒をaf+bg値で並べたときの、ボーダーライン(定員の90%位置)です。

「f+g」列

内申と入試の比率の合計です。ほとんどの学校が8となっています。

広告

学力検査での必要得点の逆算例

具体的に上の表から、学力検査での必要得点を逆算していってみましょう。例として元石川高校を挙げます。

元石川の第1次選考ボーダーaf+bg値は512でした。f:gは4:4です(選考基準(H28)参照)。

いま、例えば2年生学年末と3年生の連絡票がオール4だとします。するとA値は108です。A値を100点満点に換算したa値は80点になります。

af+bgに以下の数値を代入していきましょう。

すると

80×4+b×4

となります。

このaf+bg値が512以上になれば合格です。b値がどれぐらいあればよいのかを求めるために、不等式を立てて計算を続けます。

80×4+b×4≧512
320+4b≧512
4b≧512-320
4b≧192
b≧192÷4
b≧48

重点化のない元石川高校の場合、b値は学力検査得点500点満点を単純に100点満点に換算したものです(÷5)。ここから、学力検査でとらなければならない得点(B)は、

B÷5≧48
B≧48×5
B≧240

となります。

以上のことから、オール4の成績で元石川高校の1次選考を通過しようと思った場合には、(28年度入試では)240点をとらなければならなかったということが分かります。

なお、伸学工房の追跡調査によると、元石川高校の第2次選考の合格者最低点は266点となっています。学力検査得点が240点だと、第2次選考で合格するのは無理そうです。

その他

平成28年度入試における学力検査得点の平均点につきましては、「平成28年度 神奈川県公立高校入試 平均点 公式発表」をご覧ください。

Source

伸学工房,「平成28年度高校入試研究会」レジュメより「地域別結果データ パワーポイント資料」2~22ページ, 2016年6月23日 かなっくホール

参考

  • 神奈川県教育委員会,「選考の方法と選考基準一覧表の見方 [PDFファイル/44KB]」, http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/831195.pdf ,2016年6月21日(同7月24日閲覧).
  • 神奈川全県模試ツイッター, https://twitter.com/info_ken1

神奈川全県模試2016リーフレット