平成28年度 神奈川県公立高校入試 学校別合格者最低点 第1次選考

平成28年度 神奈川県公立高校入試第1次選考におけるaf+bg値ボーダーラインを学校別にまとめました。神奈川全県模試を主催する伸学工房が6月にまとめた追跡調査の結果に基づきます。

【参考】 第2次選考でのボーダーライン

  • 表の見方につきましてはページ中ほどをご覧ください。
  • 調査書点(内申点)から学力検査で必要な得点を逆算する例につきましてはページ下部をご覧ください。
  • 県内の公立高校全てを掲載しているわけではありません。
  • 表中の数値は重点化を考慮しています選考基準(H28)参照)

神奈川県公立高校入試 合格者最低点2016 第1次選考

学校名(学科名など) af+bg f+g 備考
多摩 640 8
生田(一般) 566 8
生田(自然科学) 500 8
麻生 404 8
百合丘 405 8
市立高津 440 8
川崎北 415 8
生田東 375 8
300 8
麻生総合 290 8 定員割れ
新城 558 8
市立橘(普通) 558 8
住吉 473 8
県立川崎 398 8
市立川崎 400 8
大師 285 8
川崎市立商業 290 7 定員割れ
横浜翠嵐 690 8
市立横浜サイエンスフロンティア 635 8
神奈川総合(個性) 646 8
神奈川総合(国際)4科 620 8
市立東 545 8
港北 558 8
鶴見 470 8
岸根 478 8
城郷 425 8
新羽 347 8
鶴見総合 325 8
川和 704 8
市ヶ尾 602 8
元石川 512 8
荏田(一般) 467 8
荏田(体育) 400 8
霧が丘 415 8
新栄 375 8
白山(一般) 325 8
白山(美術)3科 390 8
希望ヶ丘 636 8
松陽 563 8
瀬谷 490 8
435 8
横浜緑園総合 337 8
瀬谷西 370 8
横浜旭陵 280 8
光陵 641 8
横浜平沼 635 8
市立桜丘 587 8
市立戸塚 580 8
市立戸塚(音楽) 460 8
金井 444 8
舞岡 420 8
上矢部(一般) 370 8
上矢部(美術陶芸)3科 460 8
横浜桜陽 350 8
保土ヶ谷 347 8
柏陽 683 8
市立南 530 8 定員割れ
横浜栄 521 8
横浜南陵(一般) 422 8
横浜南陵(健康福祉) 395 8
横浜清陵総合 410 8
永谷 260 8
横浜国際 625 8
市立横浜商業(商業) 502 8
市立横浜商業(スポーツマネジメント) 480 8
市立横浜商業(国際) 590 8
横浜緑ヶ丘 663 8
市立金沢 606 8
市立みなと総合 499 8
氷取沢 448 8
横浜立野 445 8
金沢総合 380 7
磯子(一般) 397 8
磯子(グローバル) 380 8
横須賀 645 8
追浜 577 8
横須賀大津 524 8
市立横須賀総合 489 8
逗子 487 8
津久井浜 434 8
逗葉 383 8
三浦臨海 330 8
横須賀明光(国際) 365 8
横須賀明光(福祉) 347 8
湘南 709 8
鎌倉 624 8
大船 556 8
七里ガ浜 540 8
湘南台 529 8
藤沢西 520 8
深沢 452 8
藤沢清流 378 8
藤沢総合 380 8
茅ヶ崎北陵 579 8
鶴嶺 518 8
茅ヶ崎 480 8
茅ヶ崎西浜 318 8
寒川 260 8
大和 631 8
座間 562 8
大和西 505 8
綾瀬 430 8
座間総合 390 8
大和南 385 8
大和東 342 8
綾瀬西(一般) 320 8
綾瀬西(福祉教養) 320 8

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第1次選考と第2次選考

第1次選考

神奈川県の公立高校入試で、受験生のみなさんは入学試験を1回受けます。その結果として出たS1値を元にして、各高校がまず定員の90%までの合格者を決定します。これが第1次選考です。

S1値は調査書点(内申点)、学力検査得点、面接点(、特色検査得点)のそれぞれに、各校が定めた比率を乗じたものの和です。

第2次選考

残りの10%の合格者を決めるのが第2次選考です。第2次選考では調査書点(内申点)を選考に用いません。さまざまな事情により中学校の成績が揃わない受験生のみなさんに配慮しています。

中学校の連絡票・通知表の内容が思わしくない場合に、試験での逆転を狙えるところでもあります。

S1値とaf+bg値

第1次選考で用いられるS1値の計算方法は以下の通りです。

  1. A~Dの資料を100点満点に換算した数値a~dを算出する
    • A:調査書 →100点満点〔a〕
      (A値は通常135点満点)
    • B:学力検査 →100点満点〔b〕
      (B値は通常500点満点)
    • C:面接 →100点満点〔c〕
      (C値は通常100点満点)
    • D:特色検査 →100点満点〔d〕
  2. a~dの数値に各校が定めた係数(比率)を乗じてS1値を算出する

    S1=a×f+b×g+c×h(+d×i)

    • f・g・hの係数(比率)は2以上の整数で、f+g+h=10になるように配分する。
    • iの係数(比率)は5以下の整数で、、f+g+h=10に加える。

こうして求められるS1値のうち、内申と入試の合計がaf+bg値です

表中各列について

「af+bg」列

全生徒をaf+bg値で並べたときの、ボーダーライン(定員の90%位置)です。

「f+g」列

内申と入試の比率の合計です。ほとんどの学校が8となっています。

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学力検査での必要得点の逆算例

具体的に上の表から、学力検査での必要得点を逆算していってみましょう。例として元石川高校を挙げます。

元石川の第1次選考ボーダーaf+bg値は512でした。f:gは4:4です(選考基準(H28)参照)。

いま、例えば2年生学年末と3年生の連絡票がオール4だとします。するとA値は108です。A値を100点満点に換算したa値は80点になります。

af+bgに以下の数値を代入していきましょう。

すると

80×4+b×4

となります。

このaf+bg値が512以上になれば合格です。b値がどれぐらいあればよいのかを求めるために、不等式を立てて計算を続けます。

80×4+b×4≧512
320+4b≧512
4b≧512-320
4b≧192
b≧192÷4
b≧48

重点化のない元石川高校の場合、b値は学力検査得点500点満点を単純に100点満点に換算したものです(÷5)。ここから、学力検査でとらなければならない得点(B)は、

B÷5≧48
B≧48×5
B≧240

となります。

以上のことから、オール4の成績で元石川高校の1次選考を通過しようと思った場合には、(28年度入試では)240点をとらなければならなかったということが分かります。

なお、伸学工房の追跡調査によると、元石川高校の第2次選考の合格者最低点は266点となっています。学力検査得点が240点だと、第2次選考で合格するのは無理そうです。

その他

平成28年度入試における学力検査得点の平均点につきましては、「平成28年度 神奈川県公立高校入試 平均点 公式発表」をご覧ください。

Source

伸学工房,「平成28年度高校入試研究会」レジュメより「地域別結果データ パワーポイント資料」2~22ページ, 2016年6月23日 かなっくホール

参考

  • 神奈川県教育委員会,「選考の方法と選考基準一覧表の見方 [PDFファイル/44KB]」, http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/831195.pdf ,2016年6月21日(同7月24日閲覧).
  • 神奈川全県模試ツイッター, https://twitter.com/info_ken1

神奈川全県模試2016リーフレット