平成27年度 神奈川県公立高校入試 学校別合格者最低点 第1次選考

神奈川全県模試伸学工房は6月19日(金)と6月24日(水)の2回にわたり「平成27年度 高校入試研究会」を開催し、追跡調査に基づく2015(平成27)年度 神奈川県公立高校入試学校別合格者最低点を公表しました。

各高校の第1次選考でのボーダーライン目安は以下の通りです。

【参考】 第2次選考でのボーダーライン目安

※ 表の見方につきましてはページ中ほどをご覧ください。

※ 調査書点(内申点)から入試で必要な得点を逆算する例につきましてはページ下部をご覧ください。

※ 県内の公立高校全てを掲載しているわけではありません。

平成27年度 県公立高校入試 学校別合格者最低点1次

学校名(学科・コース名) af+bg f+g 備考
多摩 651 8
生田(一般) 536 8
生田(自然科学) 525 8
麻生 426 8 全員合格
百合丘 405 8
市立高津 418 8 1.01倍
川崎北 405 8
生田東 366 8
330 8
麻生総合 345 8
新城 556 8
市立橘(普通) 547 8
市立橘(国際) 566 8
市立橘(スポーツ) 314 6
住吉 458 8
県立川崎 407 8
市立川崎 382 8 定員割れ
市立川崎(生活科学) 315 7 定員割れ
市立川崎(福祉) 310 7 定員割れ
大師 285 8
横浜翠嵐 664 8
市立横浜サイエンスフロンティア 639 8
神奈川総合(個性) 624 8
神奈川総合(国際) 637 8
市立東 541 8
港北 529 8
鶴見 455 8
岸根 490 8
城郷 421 8
新羽 351 8
鶴見総合 345 8
川和 694 8
市ヶ尾 592 8
元石川 505 8
荏田(一般) 469 8
荏田(体育) 410 8 推定値
霧が丘 404 8 定員割れ
新栄 387 8
白山(一般) 343 8
白山(美術) 390 8
田奈 クリエイティブ
希望ヶ丘 619 8
松陽 559 8
瀬谷 511 8
435 8 1.01倍
横浜緑園総合 337 8 定員割れ
瀬谷西 361 8 1.00倍
横浜旭陵 310 8
二俣川看護福祉(看護)
二俣川看護福祉(福祉)
光陵 629 8
横浜平沼 632 8
市立桜丘 579 8
市立戸塚 547 8
市立戸塚(音楽) 514 8
金井 471 8
舞岡 409 8
上矢部(一般) 391 8
上矢部(美術陶芸) 440 8 定員割れ
横浜桜陽 352 8
保土ヶ谷 341 8
柏陽 683 8
市立南 552 8
横浜栄 516 8
横浜南陵(一般) 396 8
横浜南陵(健康福祉) 430 8
横浜清陵総合 413 8
永谷 320 8
横浜国際 635 8
市立横浜商業(商業) 469 8
市立横浜商業(スポーツマネジメント) 500 8
市立横浜商業(国際) 600 8
市立横浜総合(Ⅰ部)
市立横浜総合(Ⅱ部)
横浜緑ヶ丘 669 8
市立金沢 594 8
市立みなと総合 482 8
氷取沢 452 8
横浜立野 476 8
金沢総合 405 7
磯子(一般) 375 8 定員割れ
磯子(グローバル) 340 8 推定値
定員割れ
釜利谷 定員割れ
クリエイティブ
神奈川工業
商工(総合技術)
商工(総合ビジネス)
磯子工業
横須賀 628 8
追浜 565 8
横須賀大津 506 8
市立横須賀総合 480 8
逗子 479 8
津久井浜 445 8
逗葉 404 8
三浦臨海 371 8 定員割れ
大楠 定員割れ
クリエイティブ
横須賀明光(国際) 390 8
横須賀明光(福祉) 365 8
横須賀工業
海洋科学
湘南 705 8
鎌倉 600 8
大船 555 8
七里ガ浜 522 8
湘南台 530 8
藤沢西 513 8
深沢 433 8
藤沢清流 442 8
藤沢総合 398 8
藤沢工科
茅ヶ崎北陵 603 8
鶴嶺 524 8
茅ヶ崎 476 8
茅ヶ崎西浜 353 8
寒川 287 8
大和 615 8
座間 561 8
大和西 499 8
大和南 370 8
綾瀬 405 8 定員割れ
座間総合 374 8
大和東 338 8
綾瀬西(一般) 324 8
綾瀬西(福祉教養) 310 8 推定値

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第1次選考とは

第1次選考

神奈川県の公立高校入試で、受験生のみなさんは入学試験を1回受けます。その結果として出たS1値を元にして、各高校がまず定員の90%までの合格者を決定します。これが第1次選考です。

S1値は調査書点(内申点)、学力検査得点、面接点(、特色検査得点)のそれぞれに、各校が定めた比率を乗じたものの和です。

第2次選考

残りの10%の合格者を決めるのが第2次選考です。第2次選考では調査書点(内申点)を選考に用いません。さまざまな事情により中学校の成績が揃わない受験生のみなさんに配慮しています。

中学校の連絡票・通知表の内容が思わしくない場合に、試験での逆転を狙えるところでもあります。

S1値とaf+bg値

第1次選考で用いられるS1値の計算方法は以下の通りです。

  1. A~Dの資料を100点満点に換算した数値a~dを算出する
    • A:調査書 →100点満点〔a〕
      (A値は通常135点満点)
    • B:学力検査 →100点満点〔b〕
      (B値は通常500点満点)
    • C:面接 →100点満点〔c〕
      (C値は通常100点満点)
    • D:特色検査 →100点満点〔d〕
  2. a~dの数値に各校が定めた係数(比率)を乗じてS1値を算出する

    S1=a×f+b×g+c×h(+d×i)

    • f・g・hの係数(比率)は2以上の整数で、f+g+h=10になるように配分する。
    • iの係数(比率)は5以下の整数で、、f+g+h=10に加える。

こうして求められるS1値のうち、内申と入試の合計がaf+bg値です

表中各列について

「af+bg」列

全生徒をaf+bg値で並べたときの、ボーダーライン(定員の90%位置)です。

「f+g」列

内申と入試の比率の合計です。ほとんどの学校が8となっています。

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入試での必要得点の逆算例

具体的に上の表から、入試での必要得点を逆算していってみましょう。例として港北高校を挙げます。

港北の第1次選考ボーダーaf+bg値は529、f+gは8でした。f:gは4:4です(選考基準(H27)参照)。

いま、例えば2年生学年末と3年生の連絡票がオール4だとします。するとA値は108です。A値を100点満点に換算したa値は80点になります。

af+bgに以下の数値を代入していきましょう。

すると

80×4+4b

となります。

これが529を超えればよいわけですから、b値がどれぐらいあれば合格できるのかというと

80×4+4b>529
4b>529-320
4b>209
b>52.25

となります。重点化のない港北高校の場合、b値は学力検査得点であるB値500点満点を100点満点に換算したものです(÷5)。ここから、学力検査でとらなければならない得点は、

52.25×5=261.25

となり、オール4の成績で港北高校の1次選考を通過しようと思った場合には、(27年度入試では)262点をとらなければならなかったということが分かります。

※ 平成27年度入試における学力検査得点の平均点は256.4点でした。

※ 伸学工房の追跡調査によると、港北高校の第2次選考の合格者最低点は267点となっています。

その他

  • 表中の数値は重点化を考慮しています選考基準(H27)参照)。