神奈川県教育委員会は3日、「神奈川県教育委員会と民間企業との共同研究に係る協定締結について」と題した記者発表を行い、七里ガ浜、藤沢清流、横浜旭陵、横須賀大津、城山の各県立高校で、1年生全員にスタディサプリのアカウントを付与することを発表しました。
目次
スタディサプリとは
スタディサプリは講義動画とテスト、テキストがセットになったICT(情報通信技術)教育サービスです。リクルートホールディングスが運営しています。
以前は「受験サプリ」や「勉強サプリ」といった名前でしたが、ブランド名を「スタディサプリ」に統一しました。
利用高校・期間・対象
スタディサプリを導入する県立高校は以下の5校です。
- 七里ガ浜
- 藤沢清流
- 横浜旭陵
- 横須賀大津
- 城山
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期間は「平成28年6月7日から平成31年3月31日まで」、対象は「1年生」全員とされています。
「1年生」に現高校1年生が含まれるのかどうかは、今回の発表からは読み取れませんでした。
私立高校での導入例
私立高校では既に学校単位で導入している事例も多く、リクルート進学総研のホームページには郁文館グローバルの指導実践事例が挙げられています。
- 『スタディサプリ』を活用した進路指導実践事例
郁文館グローバル以外にも、例えば玉川聖学院などは「受験サプリ」時代からスタディサプリを導入していたはずです。
公立高校ではこれまで、私立に比べてこうした学習環境の整備が遅れがちで、学校の授業を受けながら東進衛星予備校や河合塾マナビスに通うような受験生が多くいました。
そうした受験生のニーズに、うまくマッチする試みになることが期待されます。
Source
神奈川県教育委員会,「神奈川県教育委員会と民間企業との共同研究に係る協定締結について」, http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1041552.html ,2016年6月3日.