神奈川県公立高校倍率 2025 予想倍率変動を隔年現象から
https://kanagaku.com/archives/74715
を見ながら、横浜北東・川崎地域の各校・学科・コースの倍率等を考えます(雑駁なメモです)。
目次
トップ校
川和
川和 2023 の倍率緩和は募集定員増加によるもの。2024 は 1.20 倍。2025 も 1.20 倍以下の倍率になるかどうか。
横浜サイエンス
横浜サイエンス、ここ3年倍率の上昇傾向に歯止めがかからない。2020 の 1.63 倍を超えるかどうか。なお、2019 は 1.24 倍、2018 は 1.52 倍。
神奈川総合
神奈川総合(個性化コース)は募集定員が3つの科・コースのうちもっとも多いものの、倍率の乱高下があった。2021 は 1.92 倍。2024 の 1.52 倍からどの程度の倍率に着地するのかに注目。
神奈川総合(国際文化コース)はここ4年隔年現象がぴたりとはまっている。2025 もこの傾向が続くなら 1.60 倍台から 1.70 倍台か。
神奈川総合(舞台芸術科)は設置初年度の 2021(2.30 倍)に比べれば倍率は緩和傾向。ただ、募集定員が少なく、倍率の変動が激しい。
普通科の人気校
白山(普通)
白山(普通)、隔年現象通りなら 2025 の倍率はかなり緩和され、定員割れを意識する程度になるはず。ただし相鉄線沿線で横浜旭陵が募集停止(6クラス減)するため、志願者が流れる可能性も考えられるか。
二俣川(看護福祉)の福祉科1クラス減、永谷の募集停止(5クラス減)、鶴見総合の1クラス増なども頭の片隅に。
保土ケ谷の倍率が 2024 に 1.31 と立ったため、ギリギリで勝負する場合にはイザというときの志願変更先も考えておくと安全。
市立東・元石川・岸根・荏田
市立東 2024 の 1.18 倍は低かった。2025 は倍率上昇の余地が大いにある。
元石川、1.30 倍以上の倍率が続いている。なお、2021 は 1.32 倍、2020 は 1.44 倍、2019 は 1.30 倍、2018 は 1.30 倍、2017 は 1.50 倍、2016 は 1.45 倍。2016 年度入試までさかのぼってようやく 1.26 倍。
岸根、1.30 倍以上の倍率が続いている。2021 は 1.30 倍、2020 が1.23 倍。
荏田、過去3年ではきれいな隔年現象を見せている。この通りにいけば 2025 は 1.30 倍程度だが、2021 は 1.09 倍だった。
専門学科・総合学科
神奈川工業は工業高校だが、2025 もおそらく定員割れしないと思われる。工業高校ということで選ぶのであれば、近隣の他の工業の方が入学難度は低そう。
鶴見総合の 2024 の倍率上昇は募集定員の減少によるもの(志願変更後の志願者数はむしろ減っている)。2025 はクラス数が元に戻るので、倍率も 1.10 倍を下回るのではないか。2020 も 1.21 倍と倍率が立ったが、このときも募集人員が 218 人だった。ただし、2019 は 258 人募集で倍率 1.36 倍。
横浜南西地域からドミノ式に倍率が上がってくるか?
横浜旭陵(2024 は 208 人合格)の6クラス、永谷(2024 は 91 人が合格)の5クラスがそれぞれ募集停止することにより、保土ケ谷や横浜桜陽、横浜北地域の白山に志願者が流入すると、志願変更時にいわば「逃げ場のない」状態になることが危惧される。
横浜南陵で 2024 に 1.58 倍の倍率となったのは、志願変更の仕組みが変わった最初の年だったという他に、同レベル帯他校に「逃れられなかった」面もある模様。
京浜東北線と京急線とで鶴見総合に、ブルーラインで新羽や新栄に、バス路線で白山に、それぞれ高倍率を嫌う偏差値・内申上位志願者が流れることも?
横浜南部で自信がなければ釜利谷(クリエイティブスクール)を、川崎地区で自信がなければ大師をそれぞれ検討か。専門学科の磯子工業なども入学難度は低いと思われる。
絶対に公立だが学力検査得点や内申に自信がない場合には、理社の学力検査がなく、英数国の検査問題も全日制より易しい横浜明朋や横浜総合といった昼間定時制も視野に。