横浜市営地下鉄ブルーライン「弘明寺」駅からすぐ、横浜国立大学教育学部附属横浜中学校(附属横浜中)の入り口近くには
横浜国立大学工学部
旧横浜高等工業学校発祥の地
という石碑が建っています。
横浜国立大学工学部の創立 80 周年記念碑であり、工学部の歴史と「名教自然」とについて刻まれています。
横浜国立大学工学部 創立 80 周年記念碑
横浜弘明寺の地に横浜高等工業学校が創立された一九二〇年(大正元年)から八〇年の星霜が経ちました
この間 一九四四年(昭和一九年)には横浜工業専門学校と改称 一九八四年(昭和五四年)には大学のキャンパス統合により 五九年間その歴史を刻んできたここ弘明寺を去り常盤台へ移転しました
鈴木煙洲初代校長による「名教自然」の校風は今なお確実に受け継がれ 我が国の産業界をはじめ広い分野で指導的活躍をしている人材を多数輩出しております
横浜国立大学工学部創立八〇周年を記念して この地に記念碑を建立し 我々の誇りとする校風と伝統を後世に伝えます二〇〇一年(平成一三年)十月吉日
横浜国立大学工学部同窓会
「名教自然」の校風
横浜高等工業学校 初代校長であった煙洲 鈴木達治先生は自らの教育方針を「名教自然」と名付けた。これは学生の自覚を促し、その天賦の才能を自由に発揮させるため、無試験、無採点、無賞罰で象徴される教育思想であった。
【名教自然の教育方針】
- 学問は強制されずに、
- 自らの意思で自発的に、
- 自由に学ぶべきであり、
- 自学自発の教育主義により、
優れた人材を育成することを目指すものであった。
※山口惇・平野謙一,「名教自然と名教就美のかかわり」,http://meikyoshubi.com/wp/wp-content/uploads/2017/01/meikyo_shyubi.pdf,2016 年7月.
https://web.archive.org/web/20210327064631/http://meikyoshubi.com/wp/wp-content/uploads/2017/01/meikyo_shyubi.pdf