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漢字・英単語の問題が易化とは限らない 県入試 2021

神奈川新聞は4日、1面トップで

来春公立高入試 出題範囲
中3漢字など除外
県教委 休校長期化で公平性

と報じました(藤塚正人 記者)。

2021 年度県入試の出題範囲から中3漢字・英単語などを除外するという県教委発表を報じたものですが、これによって漢字・英単語の問題がかんたんになるとは限りません。

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ティーシャルの坂本諒先生は、英語は問1の一部にも影響するだろうと指摘しています(2020 年7月4日 22:45 追記)。

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2020 年度の入試問題を振り返る

漢字

たとえば 2020 年度入試では、「漢字の選択」の問題で、「急」「蔵」「協」「敬」の4字が問われました。4字ともが、読みも含めて小学校の配当漢字です。このうち「急」の正答率は 36.3 %で、難問でした。

正しい選択肢「カンキュウ」の「カン」が小学校で習わない漢字でしたが、たとえここに注釈がついていたとしても、そこまで正答率は上がらなかったように思われます。

英単語

また、2020 年度入試の英単語の問題(問2)でもっとも正答率が低かったのは strongest を書かせる問題でした(正答率 39.7 %)。

これらの例を見ると、中3漢字・英単語が出題範囲から除外されても、問題が易しくなるとは限らないといえるでしょう。


詳解

坂本諒(個別指導塾ティーシャル),「【2021年度】神奈川県公立高校入試の出題範囲の一部削除について」,https://tcial.jp/library/coverage-kanagawa-hs-exam-2021/,2020 年7月4日.

参考 【2021年度】神奈川県公立高校入試の出題範囲の一部削除について個別指導塾ティーシャル

参考