神奈川県教育委員会は2日、県ホームページ上で
〔令和2年度神奈川県公立高校入試における〕
特別な事情のある人の学力検査等での配慮について
と題した PDF ファイルを公開しました。
目次
特別な事情のある人の学力検査等での配慮について
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/documents/885926.pdf
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長期欠席の「特別な理由」
平成 30 年度入試用「取扱い」によれば、長期欠席の「特別な理由」には
- 病気
- けが
- 体調不良
- 家庭の事情
- 友人関係等の不調
などが認められます。
欠席日数が3分の1以上で「配慮」される
また、同じ平成 30 年度入試用「取扱い」によれば、「資料の整わないものとしての選考」を活用できるのは、
第2学年、第3学年のいずれかの学年、または両方の学年において、欠席日数等(※)が出席しなければならない日数の3分の1以上である
受験生です。「教育支援センターや民間教育施設等での指導を受け、出席扱いとなった日数も考慮」されます。
「資料の整わないものとしての選考」では、
- 2年生のときの内申点だけを使う
- 3年生のときの内申点だけを使う
- 内申点を使わない
の3つの「取扱い」のなかから、自分の希望するものを申請できます。
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「資料の整わないものの選考」
定員枠
「資料の整わないものとしての選考」は、その選考を志願した受験生の人数分、定員を確保して行われます。これによって第2次選考の定員枠が削られます
※ 第2次選考の定員枠だけでは収まらない場合、第1次選考の定員枠を削ります。令和2年度入試用『実施要領』13 ページ
を参照。
選考方法
「資料の整わない者については、参考にできる資料を活用して適正に選考」されます(『実施要領』13 ページ)。
神奈川県では2,3年生の評価を使いますが、長期欠席や不登校などの理由で例えば「長期欠席により3年の評価を使用しないでください」という申請を中学校経由で出すことができます。判定方法は詳しく書けませんが、不利にも有利にもならないような仕組みがあります。
— 若園 久志 (@GreatDemon1701) 2018年1月16日
参考
神奈川県公立高校入試 長期欠席者の「特別の事情」の例
https://kanagaku.com/archives/21049
Sources
神奈川県教育委員会,「特別な事情のある人の学力検査等での配慮について」, http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/documents/885926.pdf ,2019 年7月2日(同4日閲覧).