平成 31 年度神奈川県公立高校入試(共通選抜)「国語」の「問二」に、「実語教童子教諺解(じつごきょうどうしきょうげんかい)」から「昔、孫叔敖といふ人、幼少のときに」が出題されました。
これは『新書』巻六春秋の漢文「孫叔敖為嬰児」を下敷きにしたものです。「孫叔敖為嬰児」の漢文は早稲田大学で過去に出題されたことがあります。
全体的にもとの漢文の方が簡潔で、古文の方が説明が丁寧である印象を受けます。また、「また、秦の穆公」以下は、「孫叔敖為嬰児」の文章には見られません。
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センター漢文
・『杜詩詳註』を出典とする必然性はあるか(『杜工部集』とかにはないのか)。
・「携ヘル」はそれでよいのか(「携フル」じゃないのか)。
・「うわべを飾る」は言葉がつよすぎないか(一般に韻文はうわべを飾る文体なのか)。— Νᴀʀɪᴛᴀ Κᴇɴᴛᴀʀō (@10ti3pin) 2019年1月20日
「板野博行『漢文ゴロゴ 』という、漢文の文法を理解できていない人が書いた大学受験参考書を発見したのでまとめました。」をトゥギャりました。 https://t.co/VPakj5MBV4
— カワイ韓愈 (@kawai_kanyu) 2018年7月4日
Sources
- 「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話,「公立高校入試問題分析と感想2019 炎の国語編」, https://blog.home-kobetsu.com/posts/5724337 ,2019 年2月 15 日.
- 日比野純三編,『毎年出る 頻出 漢文』16 ページ,日栄社,平成2年2月 10 日初版発行.
- 中國哲學書電子化計劃,「先秦兩漢 -> 儒家 -> 新書 -> 卷六 -> 春秋」, https://ctext.org/xin-shu/chun-qiu/zh#n53592 ,2019 年2月 15 日閲覧.