『週刊東洋経済』2016年10月15日号は「大学より濃い 校風と人脈 高校力 公立の逆襲」と題した特集を組みました。
神奈川で大きく取り上げられたのが「SSKH」(翠嵐・湘南・川和・柏陽)です。
目次
「SSKH」とはどこか?
近年、神奈川県の公立トップクラスの高校は「SSKH」と称される。翠嵐〔原文ママ〕、湘南高校、川和高校、柏陽高校の頭文字を取ったものだ。
当時でもあまりなじみのなかった「SSKH」は、誌上でこのように説明されました。横浜翠嵐と湘南とは「SST」などでセットにされることが多い2校ですが、川和と柏陽とはどのように「SS」に並ぶのでしょうか。
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SST←何と読むか分かる
— 湘ゼミ生ならわかる (@BlueShozemi) 2019年1月22日
川和高校 SSKHの「K」
誌上、川和に関する記述は以下のような部分に見られます。
盛んな部活動
川和は勉強だけでなく部活動も盛んで、ダンス部などの強豪もある。
選考基準
4校の違いは入試の配点でもよくわかる。第1次選考での「内申点:学力検査:面接:特色検査(学校ごとの独自検査)」の割合は、川和が「4:4:2:0(なし)」で、内申点と学力検査双方の結果が合否に関係する。しかもSSKHの中では唯一、特色検査がなく、入試による学力判定だけで生徒を選別してはいないことがわかる。
選考基準に関する記述は若干ミスリーディングで、「内申点と学力検査双方の結果が合否に関係する」は、「内申点が合否に関係する割合が他の3校よりも高い」とするべきでしょう。
面接もありますし、「入試による学力判定だけで生徒を選別してはいない」のは県内どの公立高校も同じです。
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柏陽 SSKHの「H」
柏陽に関する記述は以下のような部分に見られます。
柏陽は理系教育に力を入れている。「科学と文化」という授業が名物で、自分たちでテーマを設定して仮説を立て、実験や分析などをして発表する。JR根岸線の本郷台駅から徒歩5分という好立地にあるのも人気がある理由の一つだ。
柏陽は現在「学力向上進学重点校」に指定されています(指定期間は平成30年4月1日から平成33年3月31日まで)。
参考
川和
平成30年度 進研模試 総合学力テスト 高2 7月 川和高校平均点