大和東高校は19日、公式ツイッターアカウントで、『最後の授業』と題したツイートを発信しました。
『最後の授業』
今日で今年度最後の授業でした。この1年間、多くのことを学んできましたね。それは教科の知識だけではありません。将来のために努力すること。自由と責任。その学んだことは君たちを成長させます。1年前より少し成長した自分を褒めてあげましょう。 pic.twitter.com/reZGnxYuOT— 【公式】神奈川県立大和東高等学校 (@_Yamatohigashi_) 2018年3月19日
倍率の立つクリエイティブスクール
大和東高校はクリエイティブスクールです。高校での学び直しを重視し、中学校時代に十分に能力が評価されなかったみなさんに、手厚い指導を行っています。
また、NPOとの連携やSNSの活用などにも積極的です。その結果か、平成30年度入試においては、クリエイティブスクールのなかでは頭ひとつ抜けた人気となりました。
【参考】
- 神奈川県公立高校倍率2018 志願変更後の倍率
- NPOパノラマ,「校内居場所カフェ」, http://npo-panorama.com/cafe/ ,2018年3月20日閲覧.
つまづいたところから、もう一度
19日のツイートに添付された画像からは、そんな大和東の授業内容を知ることができます。
画像は2枚で、1枚は教室の全景、もう1枚はプリント学習に取り組む生徒の手元です。このうち、後者の画像のプリントの内容を見てみましょう。
プリントのタイトルは「都道府県庁所在地と都道府県」。写真の生徒さんは一生懸命「さっぽろ」、「北海(道)」などと答案を記入しています。青森県の県庁所在地を「平野(市)」と書いているのは、地図帳を使えている証拠でしょう。
他の高校でここまで戻って勉強するのは難しいと思われますが、実際には、47都道府県の位置・都道府県庁所在地があやふやな方も多いのではないでしょうか。
「東大文系の学生の大半が、光が電磁波であることを知らなかった!」と、とある先生が嘆いていたけど、院生室で九州の白地図の県を答えてもらったところ、九州出身者を除く三人の東大院生が全員間違えたので、理系も文系も本当にある程度は互いの教養は学ぶべきだと思う。
— シータ (@Perfect_Insider) 2018年2月3日
自分がつまづいたところまで、きちんと戻って勉強できる。クリエイティブスクールならではの学びの姿が見られます。