『ばあばは、だいじょうぶ』の読書感想文例です。
分量は、題名・学校名・氏名を除き、400字詰め原稿用紙で2枚ぴったりです。
目次
ばあばは、だいじょうぶ
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『ばあばは、だいじょうぶ』を読んで
神奈川 太郎
だいすきなばあばが「わすれてしまう」びょうきになったら、どうしよう。「わすれてしまう」びょうきは、とてもこわいものです。
このお話のなかの「ばあば」は、「わすれてしまう」びょうきになってから、「ママ」の手づくりのイチゴジャムをぜんぶたべてしまいました。「ぼく」も、「パパ」も、だいじにすこしずつたべていたのに。夏になると、「ばあば」は、となりのいえのにわの花をおってしまいました。秋になると、どんぐりを「おかき」だといって、はいざらに入れて「ぼく」にさしだしました。おちゃだといって、かれはののみものを「ぼく」にすすめました。「ぼく」は「いらない!」とさけんで、へやからにげだします。
だいすきなばあばが、だいすきなばあばではなくなってしまう……。こんなにこわいびょうきはありません。かわってしまったばあばは、できるだけ見たくありません。「ぼく」は、「ばあば」のへやをのぞかなくなりました。学校からかえると、すぐにじぶんのへやにいくようになりました。
冬、「ばあば」は、とつぜんいなくなってしまいました。げんかんには「ばあば」のくつがならんでいます。はだしででかけたようです。
「ぼく」は「ばあば」のへやをのぞきます。とだなのひきだしには、「ばあば」がかいたたくさんのメモがつまっていました。
――めいわくばかりで、すみません
――つばさは、やさしい子
――ごめんね
「ばあば」も、「ばあば」で、なやんでいたのです。「ばあば」はけっきょく、となりのいえのおじさんにたすけてもらえました。
ぼくたちはみんな、いつか、「わすれてしまうびょうき」になるかもしれません。じぶんがそうなったときに、ぼくはだれかにたすけてもらえるでしょうか。それは、きっと、いまのぼくしだいなのでしょう。
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本日の毎日新聞夕刊(大阪版)に、『ばあばは、だいじょうぶ』の記事を載せて頂きましたー
— 楠章子 (@kusskuss5) 2017年7月22日
今年の読書感想文課題図書・小学校低学年の部に選ばれた『ばあばは、だいじょうぶ』。
幅広い年代の反響を呼び、刊行半年で10万部を超えるベストセラーになっている本として、… https://t.co/VmtCG8Vl2H
— 童心社 (@doshinsha) 2017年8月4日
参考
話題ネタ!会話をつなぐ話のネタ,「『ばあばは、だいじょうぶ』読書感想文あらすじ・オススメ度・書き出し例文」, http://xn--5ck1a9848cnul.com/9007 ,2017年7月7日閲覧.