平成16年度 目黒学院中学校1年生 前期中間考査では、宮沢賢治「オツベルと象」から以下のような問題が出題されました。
宮沢賢治「オツベルと象」定期試験問題 目黒学院 H16
問一
この作品の作者名を漢字で書きなさい。
問二
傍線部a~gを漢字で書きなさい。
※ 各傍線部は以下の通りです(カタカナの部分)。
- a やっぱり主人がエラいのだ。
- b もうナンバイでもくんでやるよ。
- c 赤いボウシをかぶり、
- d いかにもユカイなふうで、
- e ヒャクショウどもの仕事のほうを見に行った。
- f 象はイッセイに立ち上がり、
- g ところがタマは通らない。
問三
傍線部①~④を、オツベルが白象につけたのはなぜですか。
※ 各傍線部は以下の通りです。
- ① 時計
- ② 百キロもあるくさり
- ③ 赤い張り子の大きなくつ
- ④ 四百キロある分銅
問四
傍線部①~④のうち、オツベルが白象に最も身につけさせたかったものは何ですか。二つ選び、記号で答えなさい。(順不同)
問五
白象のえさであるわらの量を示した次の空欄にあてはまる漢数字を答えなさい。
十把 → (ア)把 → (イ)把 → 五把
問六
オツベルが白象のえさを減らした理由を答えなさい。
問七
傍線部⑤~⑦より考えられる白象の性格を説明しなさい。
問八
本心を気づかれたくないオツベルの表情で、三回繰り返されている表情を文章中から五字で書き抜きなさい。
問九
傍線部⑧の表現に込められた語り手(牛飼い)の気持ちとして最も適切なものを次から一つ選び、記号で答えなさい。
- ア オツベルの人の使い方のうまさに驚く気持ち。
- イ オツベルに感心しつつ、金もうけにあこがれる気持ち。
- ウ オツベルに感心しつつ、ずるさにあきれる気持ち。
- エ オツベルの経済力にあこがれる気持ち。
問十
傍線部⑨に、次のように言葉を補うとき、空欄に当てはまる語を考え、ひらがな三字で書きなさい。
ずいぶん( )めにあっている。
問十一
空欄に当てはまる最もふさわしい言葉を次から一つ選び、記号で答えなさい。
- ア 今へいをこわすから安心しろよ。
- イ 今オツベルをやっつけるからな。
- ウ 今ひゃくしょうどもを追い払うからな。
- エ 今助けるから安心しろよ。
※ そのおそろしい騒ぎの中から、
「( )」優しい声も聞こえてくる。
問十二
傍線部⑩〔白象はさびしく笑ってそう言った〕について、助けられた白象が「さびしく」笑ったのはなぜだと思いますか。あなたの考えをわかりやすく答えなさい。
※ 正答例
「助けられたのはうれしいが、仕事の楽しさを教えてくれたオツベルを殺してまで逃げようとは思っていなかったから。」
問十三
この作者の作品を次の中からすべて答えなさい。(順不同)
- ア 「注文の多い料理店」
- イ 「我が輩は猫である」
- ウ 「風の又三郎」
- エ 「銀河鉄道の夜」
- オ 「走れメロス」
- カ 「くもの糸」
参考
※ 新川和江「わたしの中にも」定期試験問題 鶴見大学附属中学校 H25
※ 中村匡男「花の形に秘められたふしぎ」定期試験問題 鶴見大学附属中学校 H25