2022 年度 神奈川県公立高校入試の「面接」では、観点ごとに数値化した得点が選考に用いられます。
2021 年 12 月4日(土)に横浜市西公会堂で行われた志願者説明会でオバラ先生(※)が説明なさいました。
※神奈川県教育委員会 教育局指導部高校教育課 入学者選抜・定員グループ グループリーダー。
「面接」の観点
学校ごとの面接の観点は『募集案内』や県ホームページなどで確認することができます。
「各校共通の評価の観点」として
- 入学希望の理由
- 中学校での教科等に対する学習意欲
- 中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲
の3つがあり、そこにさらに
「学校ごとの観点」として
- 高校での教科・科目等に対する学習意欲
- 高校での教科・科目等以外の活動に対する意欲
- 学校・学科等の特色理解
- 将来の展望
- 面接の態度
- その他の観点〔具体的な内容は「選考基準」に記載〕
が加わります(どの観点を加えるかは学校によって異なります)。
実際の運用
ただし、「面接において観点別に受検生を評価し、各々の得点を決定する」という仕組みは、学校によって運用実態に大きく差があります。
神奈川全県模試の伸学工房が行った 2021 年度入試に対する追跡調査(速報値)によれば、たとえば市立東高校の面接点の標準偏差が 0.12 だったのに対し、白山高校(普通)の面接点の標準偏差は 7.88 でした。
また、2016 年度入試に対する追跡調査(確定値)によれば、
- 市立東高校の面接では、最高点が 100 点、最低点が 91.7 点
- 白山高校(普通)の面接では、最高点が 92.5 点、最低点が 60.0 点
でした。
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参考文献
- 神奈川県公立高校入試 面接で差がつく高校 横浜北 速報 ’21
https://kanagaku.com/archives/45882 - 平成28年度 神奈川県公立高校入試 高校別面接検査得点集計
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