朝日新聞は6月 28 日の朝刊 23 面で「賃金不払い・不適正労働 橘学苑に是正勧告書交付 労基署」と題した記事を掲載しました。
目次
27 日の県議会厚生委員会
記事は、6月 27 日の神奈川県議会厚生委員会で、敷田博昭議員(自民党)がなさった質問が発端となっています。
質問に対し県は、
橘学苑に対し、鶴見労働基準監督署が是正勧告書と指導票を交付した
と明らかにしました。
是正勧告・指導票の内容
記事によれば、
是正勧告では割増賃金の不払いなど5項目、指導票では不適正な労働時間管理など3項目について、学苑に対応結果を今月〔6月〕27 日までに労基署に報告するよう求めている。県も文書による報告を求めている
といいます。
学苑の5月の発表
橘学苑は5月に公式ホームページ上で
令和元(2019)年5月28日、黒岩神奈川県知事会見に際しての本学苑の見解について
http://netty.lekumo.biz/tachibana/2019/05/2019528-d976.html
と題したコメントを発表し、かねて調査が行われていた非常勤講師の雇い止め問題について、県から「書面記載内容のモレ」への指導があったことを報告。改善への努力を表明しています(雇い止めについては、朝日新聞の記事中でも「県は……書面に不備があったが雇い止めの事実は確認できなかった」と明記)。
※ 神奈川県,「定例記者会見(2019年5月28日)結果概要」,http://www.pref.kanagawa.jp/chiji/press-conference/2019/0528.html ,2019 年5月 30 日(同7月2日閲覧).