『サンデー毎日』2019 年7月7日号(6月 25 日発売)は
令和版
日本の名門高校
全国に根を張る歴史と伝統と人脈
上 北海道、東北、関東編
と題した記事を掲載しました。ライターは『名門高校 100』の著者、猪熊建夫さんです。
広告
目次
公立ナンバースクール
記事タイトルは「令和版」と銘打っていますが、内容は伝統校を重視しています。「神奈川県」の冒頭も「ナンバースクール」から始まります。
一中=希望ケ丘、二中=小田原、三中=厚木、四中=横須賀、横浜二中=横浜翠嵐などが、県立の伝統校だ。ナンバースクールには入っていないが、湘南中=湘南が戦後に最も伸びた。
上記以外の「ナンバースクール」は、
- 横浜緑ケ丘(横浜第三中)
- 横浜平沼(横浜第一高等女学校)
- 横浜立野(横浜第二高等女学校)
です。
※ 神奈川県,『県立高校今昔物語 – 神奈川県』「【資料1】神奈川県における「ナンバースクール」の変遷」,http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/738780.pdf ,2019 年6月 26 日閲覧.
※ Wikipedia,「旧制中等教育学校の一覧 (神奈川県)」, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E5%88%B6%E4%B8%AD%E7%AD%89%E6%95%99%E8%82%B2%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7_(%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8C) ,2019 年6月 26 日閲覧.
広告
私立伝統校
慶應義塾
私立の筆頭に挙げられたのが慶應義塾です。日吉駅東口(慶應義塾大学側)にある男子校で、
卒業生で現役の衆参国会議員は約 30 人もいて全国1位
だといいます。
栄光学園・聖光学院
中学受験における神奈川男子御三家の2トップ、栄光学園と聖光学院については、
戦後に設立された栄光学園、聖光学院が、東大合格者数でベスト 10 位以内に入っている。
と、ごくかんたんに触れられただけでした。
フェリス女学院
中学受験における神奈川女子御三家の不動の1位、フェリス女学院は、その伝統が取り上げられています。
女子校ではフェリス女学院が 1870 (明治3)年の創立だ。東京の女子学院も同年に設立されている。この2校が現存する最古の女子校だ。
ノーベル賞受賞者
卒業生にノーベル賞受賞者がいる学校として、
- 2002 年ノーベル物理学賞受賞 小柴昌俊さんの横須賀
- 2010 年ノーベル化学賞受賞 根岸英一さんの湘南
が挙げられています。
横須賀高校については、
元首相の小泉純一郎、昭和の東京五輪金メダリストの柔道家・猪熊功がいる。卒業生にノーベル賞受賞者、首相、五輪金メダリストがそろっている”三冠”の高校だ。
とも書かれています。
そうした有名人であれば、茅ケ崎北陵の野口聡一さんにも触れてほしかったでしょうか。
「令和版」なら、ぜひ他校も
限られた紙幅のなかで仕方ないとは思いますが、「令和版」というタイトルであれば、もっと最近の「名門校」にも触れてほしかったです。
県内には「我こそは」と名乗りを上げるのにふさわしい「名門校」がまだまだたくさんあります。そうした高校の記事も、ぜひ読みたいものです。