6年間の「伸び」を数値化
学力が伸びる中高一貫校
偏差値 45 から旧帝大・早慶へ 35 から GMARCH へ
世田谷学園・佼成学園女子の伸ばし方/帝京大学中高は夏季講座 150 種類
と題した巻頭特集を掲載しました。
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目次
「伸び」の計算方法
今回の記事が「対象にしたのは東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城の国立、私立の中高一貫校」です。
記事中では
- 四谷大塚の 「2013 年の模試」における偏差値と、
- 「2019 年春の対象大学への合格実績(卒業生 100 人あたり)を入学年次の四谷大塚模試の偏差値に換算した値」
とを比較し、入学時と卒業時とで偏差値の「伸び」を比較しています。
作成は森上教育研究所アソシエイトの小泉壮一郎さんです。
※ 大学合格実績を四谷大塚模試の偏差値に換算する方法については誌面に記載がありませんでした。
3グループの大学、男子・女子・共学
記事中では
- 国立難関(東京大、京都大、東北大、九州大、北海道大、大阪大、名古屋大、東工大、一橋大)
- 早慶上理
- GMARCH
の3グループの大学合格実績(上記計算方法における「対象大学への合格実績」)について、
- 首都圏男子校
- 首都圏女子校
- 首都圏共学校(一部別学を含む)
のそれぞれの「対入学時偏差値での伸び」を一覧表化して比較しています。
首都圏男子校
首都圏男子校では、国立難関に関して世田谷学園や桐朋が、GMARCH に関して日大豊山が大きな伸びを見せているといいます。
世田谷学園の亀山先生は、現在鶴見大学附属で校長先生を務められており、「鶴大」の今後の躍進に期待が膨らみます。
【参考】平成28年度 『サンデー毎日』 大学合格者高校別ランキング 第2弾
首都圏女子校
横浜駅が最寄りの神奈川学園が GMARCH でトップです。説明会などに伺っても、とても丁寧な指導をなさっている学校である印象を受け、納得の順位です。
※ 神奈川学園といえば、下に精華小学校がありますが、児童・生徒の連続性はほとんどありません。
国立難関では洗足学園と鴎友学園女子とが大きな伸びを見せました。いずれも学校改革の成功例として、名前がよく挙がります。
首都圏共学校
早慶上理と GMARCH の両方で、東京都市大等々力がトップの伸びです。
早慶上理
早慶上理の2位は青稜。青稜は高校募集も行っており、説明会などのお話を聞く限り、一貫生も高入生も、それぞれ結果を出しているようです。
県内では桐蔭学園中教や中央大学附属横浜、桐光学園、法政大学第二、日本大学(日吉)なども大きな伸びを見せました。
国立難関
国立難関の伸びで県内トップは桐蔭学園中教です。桐蔭学園が学校改革を進め、先進的な教育を目指している中で、「中教」がしっかりと実績を確保しています。
今週のアエラの
「中高一貫校の対象大学の合格実績を
入学年次の四谷大塚模試の偏差値に換算した値」というのが未だに理解できないでいる
— Surasura2525 (@surasura2525) 2019年6月10日