『日経ビジネス』3月19日発売号は、
大事なのは高校――人手不足に克つ新・人材発掘術
と題した特集を組んでいます。
ここではそのなかから、桐蔭学園に関する部分を見てみましょう。
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目次
桐蔭学園の東大合格者数
そんな翠嵐とは対照的に、難関大学への進学実績が低迷しているのは、同じく神奈川の桐蔭学園高校だ。……01年に設立した6年制の中等教育学校を合わせても17年の東大・京大の合格者数は15人と、合格者3桁の20年前とは様変わりした。
【東大合格者数】
90年代の学園は輝いていた。みんな、頑張ろう!!
1992年 114
1995年 107
1998年 96
2001年 48
2004年 42
2007年 28
2011年 11
2012年 6— 桐蔭辞典bot (@10inaru) 2018年3月1日
低迷の理由は通学の不便さ?
進学実績が変動した理由は、教育内容の劣化などではなく、個性豊かな競合校の出現で優秀な生徒を奪われたことが大きい。……通学に便利な都内の私立高校や、翠嵐など県内の公立に受験生が流れている。
神奈川県は2018年度から19年度まで、県内の高校の授業料を実質無償化します。これがいまの桐蔭学園にとっては、有利に働く「非関税障壁」となるかもしれません。
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桐蔭学園の反撃
もっとも……かつての名門は反撃も開始している。桐蔭の場合は、18年4月からは高校を共学化し、19年4月には併設する中学も共学化した上で6年制の中等教育学校に統合する予定。
桐蔭学園高校は共学化に合わせて、これまでの「理数科と普通科」を、「プログレス・アドバンス・スタンダード」の3コースへと再編しました。多くの受験生を集め、桐蔭の強みでもあるスケールメリットで勝負をかけていきます。
参考
https://twitter.com/poohtanuki1113/status/974150305238560769
https://twitter.com/poohtanuki1113/status/974167663801917440