2月 14 日に行われた平成 31 年度神奈川県公立高校入試について、15 日の全国紙各紙朝刊はどのように伝えたのでしょうか。
朝日、読売、産経、日経の各紙を開きます。
目次
朝日新聞
※ 問題と解答を別刷りで発行
23 面「神奈川(横浜)」
公立高入試5万人挑む 27 日発表 全日制倍率 1.18 倍
記事に付された写真は横浜平沼高校。「県教育委員会によると、受験会場でのトラブルは特になかったという」。概要をかんたんに伝える、比較的小さな記事でした。「別刷り特集」にも、問題と解答以外は広告しかありません。
本日の共通選抜、逗子高校と厚木北高校で、英語リスニングテスト時に音響装置に不具合が発生し、代替問題で実施したもようです。
— 神奈川全県模試 (@info_ken1) 2019年2月14日
「別刷り特集」の広告
- 1面 ステップ
- 2面 (なし)
- 3面 中萬学院
- 4面 多摩リハビリテーション学院、中銀ライフケア横浜希望ヶ丘
- 5面 山梨ふるさと文庫『遥かな武田騎馬隊』、出版&美術企画 桜華書林、Z会、東進衛星予備校
- 6面 伸和ピアノ、神奈川全県模試、臨海セミナー大学受験科、大幸(コパフーズ)「コメパンドーナツ」
- 7面 (なし)
- 8面 湘南ゼミナール
中萬学院と東進衛星予備校とでは、安河内哲也先生の特別公開授業が強めに押し出されています。安河内先生の勢いを感じさせます。
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読売新聞
※ 問題と解答を別刷りで発行
26 面「地域」
全日制4万 9342 人受験 公立高
全国紙のなかで神奈川県公立高校入試もっとも大きく取り扱ったのが読売新聞です。26 面の大半を使って入試の様子を伝え、臨海セミナーによる分析まで掲載しています。
写真は朝日新聞と同じ横浜平沼高校でした。朝日新聞の写真では教壇の上に小さく移っているだけの先生が大きく写っています。メガネのツルにひもをつけて、落ちないようになさっている様子まで分かります。
分析を担当された臨海セミナーの先生方
- 英語 木村愛加 先生
- 国語 境真理 先生
- 数学 小笠原暁 先生
- 理科 松本生 先生
- 社会 市村充 先生
※ 入試問題全体に関して、白石雅昭 先生もコメントなさっています。
「別刷り特集」の広告
- 1面 ステップ
- 2面 湘南ゼミナール
- 3面 創英ゼミナール
- 4面 東進衛星予備校
- 5面 東京個別指導学院、神奈川全県模試
- 6面 (なし)
- 7面 臨海セミナー大学受験科
- 8面 中萬学院
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産経新聞
※ 入試問題と解答は別刷り(宅配のみ)で掲載します。
23 面 「神奈川」
横浜平沼高校の写真が載っており、朝日新聞や読売新聞の写真にも写っていた先生が別のアングルから写っています。
記事は小さく、内容も概要を伝えるだけのものです。
日経新聞
35 面の「神奈川・首都圏経済」面に、神奈川県公立高校入試の記事はありませんでした。
神奈川県に関する記事は
- 横浜地下鉄延伸区間を歩く
- ロープウエー、桜木町駅‐神港ふ頭 横浜市で 19 年度着工
- ヤマシンフィルタ 研究開発を集約 横須賀に新拠点
- 県 18 年度補正予算案 116 億円
- 横須賀市、19 年度予算案 7.2 % 増
- ノーベル賞の大隅氏が市民講座
といったものしかありません。
【参考】安河内先生の英語に批判的な方々
本日発売の『アエラ』に、【英語教育頂上対談】「結局しゃべれるようになるのか?」とのタイトルで、安河内哲也さん(東進ハイスクール英語講師)と南風原朝和さん(東京大学高大接続研究開発センター長)の対談が掲載されています。https://t.co/R709jOEF2Y 1/12
— 阿部公彦 (@jumping5555) 2018年2月26日
「全国学力テスト中学校英語『話すこと』調査の円滑な実施に向けた一提言:京都工芸繊維大学におけるCBT スピーキングテスト開発・運営の実績を踏まえて」 神澤克徳,森真幸,坪田康,羽藤由美,京都工芸繊維大学情報科学センター広報誌 No.37 https://t.co/Tkwcv5hhT8
— KIT Speakee Project (@KITspeakee) 2019年2月7日