神奈川県は平成23年、「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針(案)」に対するパブリックコメントを募集しました。
そこに寄せられた意見に対して示された「県の考え方」によれば、神奈川県公立高校入試において定員内不合格になることはありません。
つまり、定員割れしている高校に志願した受験生は、たとえどんなに得点が低かったとしても不合格になりません。
県の考え方
高校での学びを幅広く提供することは、公立高校の使命のひとつです。定員内不合格や募集枠を残したままの選抜を実施しないことは考えておりません。
「『神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針〈案)について』への意見」,25ページ上部(番号477), http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/life/453333_745015_misc.pdf
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参考
神奈川県公立高校入試で「足切り点」? 定員割れでも落ちることがあるのか
神奈川全県模試 Twitter
◆神奈川県の基本方針として、定員内不合格は出さない。
つまり、受検者数が定員以下の場合、
当日欠席せずに、まじめにすべて受検すれば、
基本的に不合格にはしない。
ということです。ただし、、、— 神奈川全県模試 (@info_ken1) 2017年2月14日
実施要領などに明示されてはいませんが、あまりに極端に点数が低い場合、審議対象になるかもしれない、といわれています。
2004年春以降の13年間で、明らかに定員内不合格を出した全日制の高校は実際にはないようですが、微妙な事例が少なくとも1件あることが報告されています。— 神奈川全県模試 (@info_ken1) 2017年2月14日
各種報道
- 毎日新聞,「シンポジウム 『定員内不合格』で高校未進学者の人権考える 千葉 /千葉」, https://mainichi.jp/articles/20180115/ddl/k12/040/088000c ,2018年1月15日.
- 毎日新聞,「ニュースアップ 障害者、高校入試で定員内不合格 『学びたい』に応える環境を=エリア報道センター・桜井由紀治」, https://mainichi.jp/articles/20180923/ddn/010/100/053000c ,2018年9月22日.
- 沖縄タイムス,「定員内なのに『不合格』164人 2018年度・沖縄県立高校入試 九州他県の2~6倍」, https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/270634 ,2018年6月21日.