中学校の内申点がオール4(神奈川方式で 108 /135)で狙える公立・私立高校です。旧横浜東部学区(港北区・鶴見区・神奈川区)版。
目次
公立:市立東高校や港北高校が目安
市立東と港北との合格者平均内申点がともにオール4付近。
2025 選考基準は
- 市立東 内申:入試=4:6で、学力検査の英語に 1.5 倍の重点化あり。
- 港北 内申:入試=5:5で、重点化なし。
英語が得意で学力検査に自信があれば市立東、オール4を上回る内申を持っていて、それでいわば「逃げ切り」を図るのであれば港北でしょうか。
上記2校より入学難度が高い高校を目指すとなると、旧横浜東部学区内では横浜翠嵐・横浜サイエンスフロンティア・神奈川総合になってしまいます。
一方、市立東や港北よりも入学難度が低い高校としては、鶴見高校。2025 選考基準は
- 鶴見 内申:入試=5:5で、重点化なし。
です。
港北高校 VS 市立東高校
港北高校 VS 市立東高校 2022 年度主要大学入試 合格者数
https://kanagaku.com/archives/59292
文系・理系に分かれるのは(文理選択は)港北・市立東ともに高校2年生から(高校2年生の4月から授業が始まるため、選択自体は高校1年生のうちに行います)。
港北では2年生の必修選択6単位において、古典探求を履修しない理系が物理化学の6単位または化学生物の6単位を履修することになるようです。また、3年生で政治・経済を取りづらいため、大学入試の一般選抜で公民をつかうのであれば倫理に。
市立東は2年生で数学Bと日本史探求/世界史探求とのどちらかを選択。また、2年生で古典探求を履修すると、政治・経済や物理・化学・生物を履修できません。
2年生で文系でも数学Bを履修しやすいのは港北。単位制の強みを生かして3年生のときの履修パターンが多そうなのは東。この他、1年生のときの英コミュが市立東の方が1単位多いです。
私立高校
桐蔭学園
20 /25 or 36 /45 のぴったりオール4でスタンダードコースの併願確約が取れました(2024 年度入試実績。以下同じ)。
英語・数学・漢字の各検定のうちいずれかで準2級以上を取得することでアドバンスコースの併願確約も。
横浜隼人
5科オール4ピッタリ(40 /50)で、加点なしで普通科進学コースの併願が取れました。
また、国英社すべて4(24 /30)かつ2・3年次の英語4で、加点なしで国際語科の併願が取れました。
加点上限は「+1」までで、普通科進学コースや国際語科であれば英語・漢字・数学検定のいずれか3級等で可。
※分母 50 が2年次5科+3年次5科、分母 30 が2年次の国英社+3年次の国英社。
横浜翠陵
文理コースの併願基準が 12 /15 or 20 /25 or 36 /45 で、それぞれオール4ちょうど。
※分母 15 は国数英または国英社または国英理。
国際コースは英検準2級または英語5で9科に+1の加点。国際コースの基準が「13 /15 and 英語4」または「38 /45 かつ英語4」であるため、加点を使えばオール4プラス1(37 /45)で国際コースの併願が取れました。
鶴見大学附属
総合コースの一般A(併願)と書類選考(併願)との基準が 11 /15 or 19 /25。オール4があれば余裕をもって合格出来ました。
総合コースの一般Aは英検3級で5科に+1の加点。
横浜
推薦・一般(書類選考)・一般(筆記試験)のすべてで内申基準そのものは同一。
- プレミアコースが 22 /25
- アドバンスコースが 19 /25
条件によって内申加点を得られました。
オール4があればまず加点なしでアドバンスコースの併願が取れました。
麻布大学附属
一般・A方式(筆記)の併願基準が、進学で 20 /25 or 38 /45。5科オール4でクリアできました。
加点上限は5科+1、9科+2までで、英語・漢字・数学検定の各準2級など。
東京
都内校。一般①(併願優遇)の基準が 20 /25 or 35 /45。5科基準が麻布大学附属と同じである一方で、9科基準がそれよりも緩いものでした(9科だとオール4マイナス1で可)。
加点上限は5科+1、9科+2。英語・漢字・数学検定準2級で+2、3級で+1。生徒会役員だけでなく、部活動部長や委員会委員長でも+1の加点。