ステップは4日(木)、
【公立高校入試】出願・志願変更における中学校からの不適切な制約に関して-実際の事例と教育委員会の見解(令和6年度神奈川県公立高校入試)
https://www.stepnet.co.jp/stepblog/?p=14117
において、
出願も志願変更も、「締切までに校長による承認が必要」です。前述の通り、仮に「締切の3分前」に手続きが集中したら、中学校も困ってしまうのは想像に難くありません。このように「直前に手続きをされたら困る」という側面があるのは事実ですが、それは本当に「直前」の場合であり、「24時間前」とか「数日前」ではないはずです。
ただし、この点に関しては、「生徒の手続き締切時間」と「校長の承認締切時間」を分けて設定するなど、制度の交通整理が必要だと言えるでしょう。
と指摘しました。
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締切時間を分けて設定などの交通整理が必要
2024 年度 神奈川県公立高校入試において、
- 志願は1月 31 日(水)正午まで
- 志願変更は2月7日(水)正午まで
がそれぞれ期間として定められています。
しかし、志願締切・志願変更締切の各直前に生徒がインターネット上で志願・志願変更を行っても、中学校における
・[中学校の証明・同意・確認]
・志願情報の[担任確認] ・受検料納付を確認
・志願情報の[校長承認](高校に提出)
が間に合いません。大規模校であればあるほどこの問題は大きくなるでしょう。
このため、各中学校が独自に志願締切・志願変更締切を設定することになります。
実際、たとえば横浜市立谷本中学校では
- 志願は1月 24 日(水)~ 25 日(木)の2日間の間に行うこと(受検料の納付を含む)
- 志願変更は2月5日(月)~6日(火)の2日間の間に行うこと
とされました。
ところが、こうして各中学校が独自に志願・志願変更ルールを定めていくと、受検校決定に関して中学校間で公平を欠くケースが出てきます。
ステップの指摘の通り、何らかの「交通整理」が必要であることは間違いありません。
参考文献
【公立高校入試】出願・志願変更における中学校からの不適切な制約に関して-実際の事例と教育委員会の見解(令和6年度神奈川県公立高校入試)
https://www.stepnet.co.jp/stepblog/?p=14117