3月12日(水)に発売された『サンデー毎日』2014年3月23日号に、「難関国公立大合格者高校別ランキング」が掲載されました。
今回はそのなかから横浜市立大学のランキングに注目し、各学校の高校受験における難易度などを考えてみましょう。
目次
1位 横浜市立金沢 19名
横浜市立大学合格者数ランキングのトップは、19名の合格者を出した横浜市立金沢です。
この学校は横浜南部地区の上位校です。平成26年度入試における合格可能性80%偏差値は64(W合格もぎ)、同評定値は123(通知表オール5で135)で(※1)、実質倍率は1.31倍でした。25年度入試でも実質倍率1.29倍で、例年100名近くが不合格となる人気校となっています。
25年度の卒業生数は269名でした(※2)。
2位 桐蔭学園 17名
17名で2位にランクインしたのは桐蔭学園です。
高校受験では公立上位校を狙う場合の併願校として使われることも多い学校で、26年度入試における普通科の併願確約基準は5科22または9科40でした(通知表オール4で5科20、9科36)(※3)。
毎年多くの卒業生のなかから難関大学への合格者を出してくる学校で、25年度の卒業生数は1025名でした(※4)。
3位 青稜 12名
12名で3位にランクインしたのは青稜です。
中学受験でも人気を集めてきている学校ですが、高校受験でもよく公立上位校の併願校となります。26年度入試における併願確約基準は3科14かつ9科39でした(※5)。
25年度の卒業生数は237名でした(※6)。
4位以降には公立高校が多くランクイン
4位以降は
- 11名: 横浜緑ヶ丘
- 11名: 横須賀
- 10名: 横浜平沼
- 10名: 光陵
- 10名: YSFH
- 10名: 洗足
- 9名: 柏陽
- 9名: 横浜市立南
となっており、11位まで洗足を除き公立高校がランキングを独占しました。
中学校の通知表で考えると、4と5が半分ずつぐらいであれば狙える高校が多く並んでいます。公立中学校から将来の国公立大学進学を考えるのであれば、中2の段階から評定値を上げていきましょう。
Notes
※1 『首都圏 高校受験案内』(晶文社,2014),1191.
※2 「全国3440高校181大学合格者数」『サンデー毎日』2014年4月20日号:135.
※3 『首都圏私立高校 推薦・優遇入試ガイド』(晶文社,2014),308.
※4 「全国高校大学合格者数」:141.
※5 『推薦・優遇入試ガイド』,196.
※6 「全国高校大学合格者数」:129.