先月4日に行われた
において、鎌倉学園の竹内博之理事は
公立側と同じように上位校は十分に生徒が集まりましたが、中堅から以下のところでは定員割れしている私学側もあり、これがバランスよく皆さんのところに流れれば、全日制進学率の向上に繋がっていくのかなという思いもあります。ですから5段階評定があまり良過ぎるとみんな上位校に寄ってしまう。全体では人数が多いかもしれませんが、潤っている私学、実はそうではない私学があることをご承知おきいただきたいと思います。
と述べています。
私立高校入試では内申点を用いて選抜を実施するケースが多いです。受験生の立場からすれば自分の内申点で出願できる=合格確約をとれる高校のうちできるだけ上位の学校に「寄る」のは自然な判断でしょう。
このため、「5段階評定があまり良過ぎる」内申点のインフレが起こると、上位校にばかり志願者が集まり、「中堅から以下のところでは定員割れ」するなど、潤わない私学が出てくることとなります。
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参考文献
- 「神奈川県公私立高等学校協議会」2022 ② 資料&議事録
https://kanagaku.com/archives/59741 - 神奈川県「公立中学校の学習評価に関する調査」終了に関して
https://kanagaku.com/archives/3738 - 神奈川県教委、 #ESATJ 「そのまま導入するのは難しい」
https://kanagaku.com/archives/59952