神奈川県の公立高校3年生の「生徒の英語力の状況」2021 年度版です(2021 年 12 月1日現在)。文部科学省が実施した
に基づきます。
※国の「第3期教育振興基本計画」における「取得&見なし」の目標値は 50% 。「取得」率が低い場合に「見なし」を多くする動機付けが働くおそれがあります。
目次
神奈川県公立高校3年生 英検準2級取得状況等 2021
神奈川県 | (人) | (%) |
---|---|---|
高3生 (a) | 41,270 | 100.0% |
受検者 (b) | 23,079 | 55.9% |
準2級 (c) | 13,280 | 32.2% |
見なし (d) | 8,047 | 19.5% |
(c+d) | 21,327 | 51.7% |
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注
「高3生」行
2019 年度 神奈川県公立高校入試における全日制合格者数は 42,268 人でした。
「準2級」行
CEFR A2 レベル(英検準2級)相当以上を取得している生徒。
「見なし」行
CEFR A2 レベル相当以上の英力を有すると思われる生徒。
「CEFR A2 レベル相当以上の英語力を有すると思われる生徒」とは、
実際に外部検定試験の級、スコア等を取得していないが、2技能または3技能を測る試験のスコア、公式な記録としては認定されない試験のスコア、CAN-DO リストに基づくパフォーマンステストの結果、各教育委員会でモデル校での検証に基づいて定めた目安等により、それに相当する英語力を有していると英語担当教師が判断する生徒を指す。
原注
2021 年 12 月1日現在。
※令和3年度公立高等学校における英語教育実施状況調査の設問2への回答に基づく。
※政令指定都市のある都道府県については、政令指定都市の値を含む。
参考文献
- 文部科学省,「令和3年度「英語教育実施状況調査」の結果について」,https://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1415043_00001.htm,2022 年9月7日閲覧.
https://megalodon.jp/2022-0907-0838-31/https://www.mext.go.jp:443/a_menu/kokusai/gaikokugo/1415043_00001.htm - 文部科学省,「令和3年度「英語教育実施状況調査」の結果について」「都道府県別一覧表」「高等学校」,https://www.mext.go.jp/content/20220513-mxt_kyoiku01-000022559_7.pdf,2022 年9月9日閲覧.
https://megalodon.jp/2022-0909-0858-52/https://www.mext.go.jp:443/content/20220513-mxt_kyoiku01-000022559_7.pdf - 文部科学省,「令和3年度「英語教育実施状況調査」概要」,https://www.mext.go.jp/content/20220516-mxt_kyoiku01-000022559_2.pdf,2022 年9月7日閲覧.
https://megalodon.jp/2022-0907-0839-38/https://www.mext.go.jp:443/content/20220516-mxt_kyoiku01-000022559_2.pdf
Twitter 文科省調査への批判
数日前にアップしたこちらの記事ですが、予想に反して反響がまったくなかったため(PV的にも実質的にも)、地味なタイトルを少しだけ修正しました。/「英語力日本一は○○県!」と安易に報じる前に考えてほしい――文科省「英語教育実施状況調査」の問題点(寺沢拓敬) https://t.co/Yq5eSlRLj3
— 寺沢 拓敬 (@tera_sawa) June 6, 2022
文科省の英語教育実施状況調査は、(個人レベルではなく)都道府県レベルの統計とはいえ、相関係数0.92(外れ値除去後)という驚異の相関を叩き出しています。本当に綺麗な散布図だからみんなに見てほしい。/文科省「英語教育実施状況調査」の数値は信頼できないhttps://t.co/YeEfh2q5bc
— 寺沢 拓敬 (@tera_sawa) January 6, 2022