古野香織氏は1日、 Twitter 上で瀬谷西高校での菅前首相講演会に係る問題整理を行いました。
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瀬谷西高校での菅前首相講演会、何が問題なのか
このような報道によって、中高生への主権者教育の実践全般を萎縮させてはいけないと思うので投稿します。問題点は、大きく5点だと思いました。①高3という有権者が混じっている学年での実施、②複数政党に声をかけていなかったこと(続) https://t.co/oUnkEvvllY
— 古野 香織 | もけ🦭 (@Kao_citizenship) June 1, 2022
③菅氏が神奈川を地盤としている政治家であること(票集めと捉えられかねない)④参院選直前というタイミング、⑤一部、学校・生徒主導ではなく政治主導のテーマ設定が行われたこと(国際園芸博覧会)。複数の要因が重なっていますが、少なくとも②がクリアできていれば教育基本法には抵触しない(続)
— 古野 香織 | もけ🦭 (@Kao_citizenship) June 1, 2022
はずですし、そもそもなぜ県教委が県議会議員に対してストップをかけることができなかったのか、疑問が残ります。瀬谷西高校の先生は、主権者教育副教材や公共の教科書の執筆にも関わっており、シティズンシップ教育への知見も深い方です。(続)
— 古野 香織 | もけ🦭 (@Kao_citizenship) June 1, 2022
それ故、いろいろな力学の中でこの講演会が企画されたのだと推察しますが、生徒が生の政治に触れる機会自体はとても重要ですし、この報道が引き金になって参議院選挙前に主権者教育を実施すること自体が萎縮してしまうことのないように願うばかりです。
— 古野 香織 | もけ🦭 (@Kao_citizenship) June 1, 2022
本件は総務省・文科省が発行する主権者教育副教材『私たちが拓く日本の未来』の教師用指導書、p92が該当しますのでそちらをご参照ください。議員を呼ぶこと自体は禁止されておらず、むしろ「生徒が現実の政治について具体的なイメージを育むことにつながる」と記載されていますhttps://t.co/at6JjVrWQg pic.twitter.com/GNH3g0jrhF
— 古野 香織 | もけ🦭 (@Kao_citizenship) June 1, 2022
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参考文献
- https://megalodon.jp/2022-0604-0115-39/https://twitter.com:443/Kao_citizenship/status/1531995917510770691
- https://archive.ph/WFK6b