合格可能性 80 %基準値 2023

「主体的に学習に取り組む態度」評価方法分析 湘ゼミ 2022

5月 16 日の神奈川新聞 11 面に、湘南ゼミナール進路支援グループの秋山清輝先生が寄稿しています。

「ザ・チャレンジ 高校受験編」のコーナーで、

Q. 前年より成績を上げたい! どうすれば?
A. 日々の取り組みの質を一段上げてみよう!

という見出し。

なかでも興味深いのが主体的に学習に取り組む態度に関する秋山先生の分析です。


「主体的に学習に取り組む態度」の評価方法分析

三つの観点を何で測るのか。〔中略〕「主体的に学習に取り組む態度」は本当に多種多様なのだが、ノートやワークの提出を通して測られることが多い。主体的に自学自習した結果が見られるか自ら調べた内容を書いているか誤答を解き直すなど、改善をかけようとしているか、という部分で評価されることが多いようだ。

※引用文中の強調はカナガクによります。


評価方法と説明責任(アカウンタビリティ)

中学校の先生方が各生徒に行う評価、いわゆる「内申点」は高校受験に直結します。このため先生方は「主体的に学習に取り組む態度」についても

なぜその評価を行ったのか

ということの説明責任(アカウンタビリティ)を都度意識しているように感じます。

秋山先生の分析に沿って考えていくと、提出を求めた「ノートやワークの提出」が行われたかどうかというのは評価の根拠として説明しやすいものでしょう。

また、

  • 「自学自習した結果が見られるか」
  • ノートに「自ら調べた内容を書いているか」
  • ワークの「誤答を解き直す」努力をしているか

も根拠として使い勝手がよさそうです。

生徒・保護者から「なぜこの評価なのか」と問い合わせがあった際に上記のような各根拠に従って説明できるということは、先生方が自身を守るものでもあります。

学習塾からしてみれば、そうした評価方法を見越して、

  • ノート・ワークの良好な提出状況を保たせる
  • 自習をさせ、そのノート等を先生に出させる
  • ノートの取り方について具体的に指導する
  • ワークの解き方、マルつけの仕方、解き直しの仕方について具体的に指導する

ことで、内申点のアップを目指させることになります。

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神奈川県教育委員会の初任者研修資料 2021

「挙手の回数が多い」や「忘れ物が多い」などの形式的態度を評価するものではない。

※神奈川県教育委員会 教育局 行政部 教職員人事課 県央教育事務所 指導課,「令和3年度 初任者研修講座 学習指導案(例)集 算数・国語・外国語・理科」,https://www.pref.kanagawa.jp/documents/16669/reiwa3nenshidouannreisyuu.pdf,2022 年5月 27 日閲覧.
https://megalodon.jp/2022-0527-0143-29/https://www.pref.kanagawa.jp:443/documents/16669/reiwa3nenshidouannreisyuu.pdf

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「大学一年生」の意見

「私の通っていた高校では …授業中に寝たらマイナス 1 点、発言したらプラス 1 点といったように、学力とは直接関係のないことをポイント化して評価を付けているという現状が実際にありました。…これだと、能力がある子ではなくて、真面目に授業を聞く子、それから、積極的に発言する子というのが評価されてしまいますので、それらを意欲として評価し、それによって評定値を上下させるというのは、評価の正当性に欠けていると思います。関心・意欲・態度という観点でポイントを付けたとしても、それは科目に対する意欲ではなくて、授業に真面目に取り組むという意欲なので、本来評価するべき点とすり替わってしまっていると、私は思っていました。」(大学一年生)

中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会,「児童生徒の学習評価の在り方について(報告)」,https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2019/04/17/1415602_1_1_1.pdf,2019 年1月 21 日.
https://megalodon.jp/2022-0527-0151-09/https://www.mext.go.jp:443/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2019/04/17/1415602_1_1_1.pdf