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公立トップ校2年生の山﨑さん、家庭教師先を募集
県立トップ校に通う高校2年生、山﨑悠太さん( @OneNight_boy)が家庭教師先の募集を始めました。
山﨑さん自身は教育に理解ある保護者さまに恵まれましたが、そのお友だちには学習塾に通いたくても通えなかった子がいるとのこと。
今回の行動の背景にはそうした親の経済的理由で指導者に恵まれない子どもたちに平等に「学びの機会」を作りたいという意志があります。
年齢的に、山﨑さん自身に大きく揺れるものがあると思われます。実績のある無料塾や、多くの大学生スタッフが運営する学習支援サークルなどと比べれば安定性もかなり懸念されます。しかしそれでも、高校生のチャレンジにはエールを送りたいところです。
山﨑さん Twitter
拡散希望
【家庭教師先募集】
中学生小学生対象
当方
・柏陽高校(偏差値72)
・駿台模試英語偏差値64
・入試国語満点
・入試社会9割
国英社教えられます!入試レベルでなければ中学数学、理科も可能です!小学生なら算数と理科ももちろん教えられます!
時給1000円〜
オンライン対応
神奈川県#家庭教師— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) May 14, 2022
山﨑悠太さん プロフィール
2005 年9月 27 日生まれ。神奈川県立柏陽高等学校2年生。
注
- 開業届出ほか事業について、また契約関係についても、詳細は今後徐々に整理されていくものと思われます。山﨑さん自身は未成年であり、山﨑さんの保護者さまがサポートに入るものと憶測されます。
- 今回の募集に係る山﨑さん自身の安全についても、保護者さまが確保するはずです。
- 上記埋め込みツイート中、「時給」は「1時間あたり授業料」と読み替えられるでしょう。
山﨑さんの小学生時代:公文式で先取りするも、四谷大塚入塾テストで不合格に
中学校に上がる前の僕の話でもしようかな
— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
小学生の僕、それは自信と見栄、つまり虚勢の塊のようなものだった
僕は自分が選ばれし民であると信じていたし、他の誰か、友人たちとは何か別な力を授けられていると愚かにも確信していた
そこには少年ゆえの純粋な思い込みと、無知とがあった— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
僕は他の人には解けない算数の問題ができたし、公文式でも進度は高かった
たったそれだけで自分が神に愛されていると確信するくらいには子供だったということだ— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
小学校四年生くらいまではそれでよかった
僕は概ね模範的な生徒で、授業をよく聞き、忌憚なく発言し、宿題は真面目にこなした
公文式の宿題は面倒だったものの、終わらせずに行くことはほとんどなかった
公文式の進度というのは当時の僕には勲章のようなもので、自らの優位を証明するものだった— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
ただ問題は小五の頃である
小五というとちょうど中受組が動き始める頃合いだ
彼らは塾で特別な教育を受けたし、怠惰だった僕の何倍も努力した
当然僕は授業で彼らにはわかったが僕にはわからないというものがあった
僕は敗北することの屈辱を味あわされた
僕はひどく不快になった— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
しかしそれでも僕は自身の優位性を信じ続けた
曰く、彼らは塾で特別な教育を受けているからそうなのであって、才能の面では俺が勝っているはずだ、と
毎日毎日そう思い続けた。しかし彼らとの差は一向に埋まらない
あれはもうただの暗示でしかなかったろう— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
そんな時だが、担任に中学受験を勧められた
僕は彼らに敗北する屈辱を味わい、かつての模範的生徒のかけらも無くなっていたが、成績はよかった
僕は図に乗った
親に中学受験をしたい旨を伝えたが、これには深い理由があったわけでもなく、ただ彼らと同じ教育を受ければ彼らに勝てるに違いないという— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
「劇的な」発想でしかなかった
— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
僕は自身の「有り余る才能」を振るう機会を見つけ、大いに喜んだ
親は早速四谷大塚の入塾試験を申し込んだ
僕は当時、中学受験のなんたるか、その塾のなんたるかについて何も知らなかったので、勉強などはしなかった— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
来る当日、僕は試験担当者と雑談をしながらテストを受けるだけの余裕を見せていた
だが、結果は散々だった
算数では習ってもいない分野から出題され、何を言ってるかもわからないものばかりだった
13/100これが僕の点数だ
絶対的な真理から下された僕への審判、それは不合格だった— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
数字というのは絶対的である
嘘はつかないし、ついてくれない。味方もしないし、敵対もしない
僕はそんなものに自身の才能という存在価値を否定されたことでひどく狼狽えた
才能がないとわかることは僕には到底受け入れられなかった
そんなこと、選ばれし僕にあってはならなかった— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
さて、選ばれし僕はこれ以上の綻びが出ることを恐れた
ゆえに国語の成績が良かったために「一旦入塾し、その後のテストで残ることができるかの可否を判定することもできる」という先方の言葉もあっさり断ってしまった
そこで落ちたら僕の才能がないことがわかってしまうじゃないか、そう思ったのだろう— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
僕がとった選択は、同じ教育を受けてできないのは自身の才能のなさが露呈してしまうゆえに、その教育を受けないようにすることだった
そうすれば僕は「彼らとはやってることが違う、俺には才能がある」と主張し続けることができると思った— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
ただ現実というものは気が利かない
僕は算数嫌いを発症した
数字を見るのは嫌だったし、計算なんてしたくもなかった
算数はみるみるできなくなっていった
しかし尚も、僕は虚勢を張るのをやめなかった— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
僕は小学校を卒業した
成績は良かったかもしれないが僕の中には中学受験をした「エリート」たちへのコンプレックスが残った
真の選ばれしものは僕ではなく、彼らだった— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
中学に入った後、僕は自身の才能のなさをいよいよ自覚し、深く傷つくことになるが、それはまた別の話である
— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
山﨑さんの高校受験:学芸大附属不合格、県立トップ校合格
学芸大附属不合格
学芸大付属、綺麗に落ちました
— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) February 17, 2021
柏陽合格
速報 無事柏陽合格
— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) March 1, 2021
由比ヶ浜に翠嵐生おったので柏陽生アピールしといた pic.twitter.com/JnFf6Ufmfd
— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) March 20, 2021
受験生の頃の自分のツイートを見ると、功名心でも、プライドでも、愛国心でも、何もかもにすがって勉強しようとしてたんだな、と
— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) June 5, 2021
弟さんも優秀で、中学受験の神奈川御三家に在籍
弟浅野ですが
— Yuta Yamazaki (@OneNight_boy) October 7, 2021
参考文献
四谷大塚入塾試験「算数 13/100 点」で公文式経由の中学受験を断念も、高校受験で公立トップ校へ
https://togetter.com/li/1785147