日本眼科医会、学校プールでゴーグルを推奨、洗眼は非推奨

日本眼科医会の学校保健部は 2016 年5月、

眼科学校保健 資料集

を発行。19 ページで、

プールにはゴーグル使用が望ましい。またプール後の水道水による簡単な洗眼は行って良いが,積極的に推奨するものではない。

としています。

プールの中で子どもは排尿したり(基本的には尿は無菌),お尻についた糞便(細菌やウイルスがいる)がプールに放出されることは十分考えられます。プールに入る前にシャワーなどによる十分な身体の洗浄や腰洗い槽・足洗い(塩素消毒)を行わない場合も多く認めます。

 また,プールに鳥やヘビなどが泳いでいたり,落ち葉が入っていたりすることは学校関係者からよく聞く話です。プールの水の塩素濃度を確実に管理することは難しいことです。全国の学校でプールの水が常に無菌であるという学術的な証拠もありません。


ゴーグル

ゴーグルについては「一部の学校では……使用を禁止しているようです」としつつ、プールの水から目を守るという意味ではゴーグルの使用は必要ですと明言しています(ただし、学校に対するかなりの配慮も見られます)。


洗眼

洗眼については「水道水に含まれる塩素により角結膜上皮が障害され,ムチンも有意に減少し,角膜上皮のバリアー機能が障害され」ることが問題のようです。


参考文献

「プール後の洗眼とゴーグル使用についての学校保健部見解」
『眼科学校保健 資料集』19 ~ 21 ページ
https://www.gankaikai.or.jp/school-health/3da61df5c0c07a1365092b83670e9395.pdf#page=21

日本眼科医会学校保健部(平成 20 年 8 月)
「日本の眼科」第 79 巻第 10 号 1501 頁掲載

https://megalodon.jp/ref/2021-0516-1333-08/https://www.gankaikai.or.jp:443/school-health/3da61df5c0c07a1365092b83670e9395.pdf