神奈川県公立高校入試では原則として「第2希望」という制度がありません。ただし、願書にある通り(※)、一部の学校では例外的に「第2希望」を受け付けます。
※「第2希望(記入上の注意〔中略〕で指定された高等学校のみ記入可)」。
目次
「第2希望」がある学校と、その選考
第2希望がある高校 「要領」5ページ
イ 市立戸塚高校
イ 横浜市立戸塚高等学校の単位制による全日制の課程普通科において、同じ学科内の他のコース〔一般/音楽〕に対し、第2希望として志願することを認める。
ウ 農業・工業・商業高校と、海洋科学高校
ウ 農業に関する学科の志願者が同じ高等学校の同じ課程における他の農業に関する学科に対し、工業に関する学科の志願者が同じ高等学校の同じ課程における他の工業に関する学科に対し、商業に関する学科の志願者が同じ高等学校の同じ課程における他の商業に関する学科に対し、水産に関する学科〔海洋科学高校のみ〕の志願者が同じ学科内の他のコースに対し、第2希望として志願することを認める。
エ 横浜国際高校
エ 県立横浜国際高等学校国際科国際バカロレアコースの志願者が同校の国際科(国際バカロレアコースを除く。)に対し、第2希望として志願することを認める。また、県立横浜国際高等学校国際科(国際バカロレアコースを除く。)の志願者が同校の国際科国際バカロレアコースに対し、第2希望として志願することを認める。
オ 一部の定時制高校
オ 単位制による定時制の課程(多部制)及び単位制による定時制の課程(三部制)の志願者が、同じ高等学校における他の部に対し、第2希望として志願することを認める。
第2希望の選考方法 「要項」13 ページ
※横浜国際高校・横浜明朋高校・相模向陽館高校を除きます。3校については「要項」13 ~ 14 ページを参照してください。
普通科音楽コース並びに農業、工業、商業及び水産に関する学科を置く高等学校並びに定時制の課程(横浜市立横浜総合高等学校)における第2希望の選考
第1希望の志願者の選抜の結果、欠員を生じた学科・コース・部においては、他の学科・コース部を第1希望としていながら合格者とならず、かつ、当該学科・コース・部を第2希望とする志願者の中から前記(エ)に従って合格者を決定する。ただし、特色検査については、選考資料としない場合がある。
欠員が生じていなければ意味なし
神奈川工業高校 2021 の例
選考方法上、欠員(定員割れ)が生じない限り、第2希望に意味はありません。
たとえば、神奈川工業高校の 2021 年度入試ではすべての学科が定員割れしていないため、掲示の「第2希望」の列には意味がありません。
注
引用文中の強調はカナガクによります。
参考文献
神奈川県教育委員会,「令和3年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜実施要領」,http://www.pref.kanagawa.jp/documents/63604/03_r3ippann.pdf,2020 年7月9日.