9月16日(火)に発売された『サンデー毎日』 2014年 9/28号に、「学習塾オススメの中高一貫校」と題された記事が掲載されました。
この記事では「首都圏319学習塾の塾長、教室長にアンケートを実施し」た結果を、各項目上位20校までランキング形式で掲載しています。アンケートは以下の8項目です。
- 面倒見が良い
- 生徒や保護者の入学後の満足度が高い
- 入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い
- 最近、合格実績が伸びていると思われる
- 英語教育に力を入れている
- 理数教育に力を入れている
- 保護者に人気がある
- 生徒や保護者に勧めたい
目次
京華が3項目で首位を独占
アンケート結果で何より目立つのが京華です。「面倒見」、「入学後の満足度」、「入学時偏差値比での大学合格実績」の3項目で首位に立っています。その他「合格実績の伸び」で14位、「勧めたい」で2位へのランクインです。
首都圏模試の偏差値で40台前半のレベルの学校ですが、不合格者も多く出ていますので、模試の判定がぎりぎりの場合には注意が必要でしょう。
「最近、合格実績が伸びていると思われる」のは青稜
「合格実績の伸び」では青稜が首位に立ちました。中学受験での入学生も高校受験での入学生も、共によくがんばっているようです。2014年度大学入試では横浜市立大学に12名、早慶に33名などの合格実績を出しています(卒業生数は237名)。
今年度は4月に元慶應大学教授の平野校長先生が着任、9月には新校舎が完成し、今後ますます人気の高まりが予想されます。
※ 2015(平成27)年度の青稜高校入試につきましてはこちらをご覧ください。
「英語教育に力を入れている」のは八雲学園
「英語教育に力を入れている」では八雲学園がトップです。同項目2位の佼成学園女子が文科省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)事業に応募、選定されたのに対し、八雲はSGHにはそもそも応募しないという姿勢をとりました。
自校の英語教育への自信は使用教材にも表れています。他の私立校が近年軒並みZ会の『New Treasure』を英語教科書にしているなかで、八雲は検定教科書の『Columbus 21 English Course』を使用しています(『Progress』をプリントで使用することはあります)。これは難度の高い『Treasure』についていけない生徒が続出している他校の状況を見ると、妥当な判断だと思われます。
高校1・2年生での使用教科書も『Power On English』という基礎固めに最適な教科書で、通っている生徒たちのレベルに寄り添い、英語を嫌いにさせることなく力を伸ばしている様子がわかります。
※ 東京・神奈川でSGHにどの学校が応募し、どの学校がSGH選定、SGHアソシエイト選定、落選となったのかにつきましてはこちらをご覧ください。
※ 2015(平成27)年度の八雲学園高校入試につきましてはこちらをご覧ください。
「理数教育に力を入れている」のは小野学園女子
「理数教育に力を入れている」では小野学園女子が1位でした。誌面にもある「ホタル・プロジェクト」をはじめ、外部に向けて積極的に理数重視の姿勢をアピールしています。
「合格実績が伸びている」青稜と同じ大井町にあります。併設小学校がありますが、2013年には内進生はひとりもいませんでした。
2014年度入試では(特待でない)一般入試の全回次で受験者数が定員を割りました(入試得点により不合格者は出ました)。偏差値も首都圏模試で30台から狙えますし、受験勉強のスタートが遅れてしまった子にもチャンスがある学校と言えるでしょう。
参考
※ 2015(平成27)年度用 中学入試過去問題集既刊一覧