平成25年度 横浜市立中学校1年生 前期期末試験では、安東みきえの「星の花が降るころに」から以下のような問題が出題されました。
目次
安東みきえ「星の花が降るころに」定期試験問題
問1
傍線部①「運動部のみんなはサバンナの動物みたい」とありますが、ここに使われている表現上の工夫の名前を次の中から一つ選び、記号で答えなさい。
- ア 擬人法
- イ 倒置法
- ウ 比喩
- エ 反復法
問2
傍線部②「戸部君を探した」とありますが、この時の「私」は戸部君のことをどのような人だととらえていましたか。「人」に続くように本文中から十字でぬき出しなさい。
問3
傍線部③「にくらしくてしかたがなかった」とありますが、実は「私」は戸部君に怒りを向けるのは間違っていると感じています。それが分かる言葉を本文中から探し、五字でぬき出しなさい。
問4
傍線部④「なんだか急に自分の考えていたことがひどく小さく、くだらないことに思えてきた」について、次の①、②に答えなさい。
- ① 誰に比べて自分を小さいと感じたのですか。名前を書きなさい。
- ② その人に比べて自分が小さいと感じたのはなぜですか。二人を比べる形(「①は~、自分は~から。」)で理由を説明しなさい。(文の終わりに「。」をつけるのを忘れないこと。)
問5
□の部分に入る言葉(漢字一字)を文中から探してぬき出しなさい。
※ 溶け出していた□がもう一度引っ込み、やっと顔の輪郭が戻ってきたような気がした。
問6
傍線部⑤「何を言われるのか」とありますが、ここで「私」が戸部君から言われると思った内容として適切でないものを次の中から一つ選び、記号で答えなさい。
- ア 「さっき、おまえ泣いていただろう。」
- イ 「おまえ、夏美に廊下で無視されていなかったか?」
- ウ 「おまえに教室で聞いた塾の宿題の答え、わかったぞ。」
- エ 「おまえ、サッカーボールをみがいていたおれを見ていただろう。」
問7
傍線部⑥「『あたかも』という言葉を使って文を作りなさい」とありますが、「あたかも」を使った文として正しいものを次の中から一つ選び、記号で答えなさい。
- ア 彼は料理を作るのがあたかも上手だ。
- イ あたかも明日雨が降るなら、部活動は休みになるだろう。
- ウ 前にその話を聞いたことがあたかもしれない。
- エ 彼女はあたかもその人を知っているかのように話をする。
問8
傍線部⑦「涙がにじんできた」とありますが、それはなぜですか。その理由として適切ではないものを次から一つ選び、記号で答えなさい。
- ア 戸部君が言ったことがとてもおもしろかったので笑いすぎたから。
- イ 自分のことを思って笑わせてくれた戸部君の優しさに感動したから。
- ウ 夏美のことで傷ついているのに、ひどいいじわるを言われて悲しくなったから。
- エ 「私」を元気づけようとしてじょうだんを言ってくれた戸部君の気持ちがうれしかったから。
模範解答(学校発表)
問1
ウ
問2
繊細さのかけらもない
問3
八つ当たり
問4
- ① 戸部君
- ② ①は、サッカー部のみんなのことを考えているが、自分は、自分のことしか考えていないと感じたから。
問5
魂
問6
ウ
問7
エ
問8
ウ
参考
※ 工藤直子「野原はうたう」定期試験問題 横浜市立中学校 H25
※ 杉みき子「にじの見える橋」定期試験問題 横浜市立中学校 H25
※ 桑原茂夫「ちょっと立ち止まって」定期試験問題 横浜市立中学校 H24
※ 稲垣栄洋「ダイコンは大きな根?」定期試験問題 横浜市立中学校 H26