平成25年度 横浜市立中学校3年生 前期期末試験では、竹田青嗣の「『批評』の言葉をためる」から以下のような問題が出題されました。
目次
竹田青嗣「『批評』の言葉をためる」定期試験問題
1
a傍線「そのため」とあるが、『その』とは何を指すのか。「~ため」という形になるように、本文中より七文字でそのまま抜き出して答えよ。
※ 「そのためには、言葉を『ためる』ことが重要だと思う。」
2
b傍線「言葉を『ためる』とあるが、どんな言葉か。「~言葉」という形になるように、本文中より四文字でそのまま抜き出して答えよ。
3
c傍線「批判の言葉」とあるが、『批判』とはどんなものであると筆者は述べているか。次の中から当てはまるものをすべて選び、記号で答えよ。
- ア 不平不満
- イ 論理的
- ウ 根拠があるもの
- エ 深い共感
- オ 感情的
- カ 単なる好き嫌い
4
d傍線「『批判』~『批評』~なっていく」とあるが、『批判』に何が加わると『批評』になるのか。それを表す言葉を、本文中より漢字二文字でそのまま抜き出して答えよ。
また、『批評』とはどのようなものだと筆者は述べているか。それを表している部分を本文中より二十八字でそのまま抜き出し、初めと終わりの四文字ずつで答えよ。
また、『批評』を可能にするためには、どのようなことが必要だと筆者は述べているか。それを表している一文を本文中よりそのまま抜き出し、初めの四文字で答えよ。
5
e傍線「『自己ルール』」とあるが、筆者はこの言葉をどのように定義づけているか。それを表している部分を本文中より三十八字でそのまま抜き出し、初めと終わりの四文字ずつで答えよ。
また、『自己ルール』のことを、筆者は別の言葉で何とたとえているか。本文中より七文字でそのまま抜き出して答えよ。
6
f傍線「そこに、~内実がある」とあるが、「そこ」とはどこのことか。それを表している部分を本文中より五十二文字でそのまま抜き出し、初めと終わりの四文字ずつで答えよ。(句読点、かっこ等も含む。)
7
g傍線「批評しあう関係~できない」とあるが、なぜか。その理由を述べている一文を本文中よりそのまま抜き出し、初めの四文字で答えよ。
8
hに入る言葉としてもっともよいものを、次の中から選んで記号で答えよ。
- ア 尊重
- イ 否定
- ウ 批判
- エ 自覚
※ 「そのことで初めて、自分の『自己ルール』のありようを h し、了解する。」
9
i傍線「『批評』~ためていく」とあるが、このことはどのようなことに対して意義があると筆者は述べているか。二つに分けて、一つは十一文字、一つは十五文字でそのまま抜き出し、それぞれ初めの四文字で答えよ。
10
文章の内容、筆者の主張に合わないものを次の中から一つ選び、記号で答えよ。
- ア 批評し合う中で、他人と自分との判断や価値基準の違いを認識したり調整したりすることが大切だ。
- イ よりよい「自己ルール」を自ら作っていくことが、「批評の言葉」をためることにつながっていく。
- ウ 自分の感受性や考えを表現できる言葉をためることが、本当の意味での自分の理解につながるのだ。
- エ 「批判」の言葉だけで、「批評」を交わし合うことをしなければ、相手を理解することができない。
模範解答(学校発表)
- 自分を理解する(ため)
- 批評する(言葉)
- ア、オ、カ
-
- 理由
- 自分なり~すること
- そのため~
-
- その人が~準の根拠
- 感受性のメガネ
- いろいろ~っていく
- 自分のメ~
- エ
-
- 自分を深~
- 相手とよ
- イ
参考
※ 森崎和江「朝焼けの中で」定期試験問題 横浜市立中学校 H25