晃學舎教育センターは8月の「東京都私立学校展」で宣伝チラシを配布しました。そのチラシには驚きの「ワンポイントアドバイス」が書かれています。
目次
4. 問題用紙は切っても構わない!
展開図や図形の問題など,どうしてもわからなければ,問題用紙の図を切り取ってしまえ! 試験監督に怒られたら,そのときはそのときだ。
そもそも切り取るのに時間がかかる上に、ハサミがない状態できれいに図を切り取れるとも思えません。見直しもしづらくなりますし、もしも試験監督に怒られたら、気持ちの上でかなりマイナスになるでしょう。
かなりオリジナリティのあるアドバイスのように思えます。
もし本当に問題用紙の図を切り取る作戦を視野に入れるのであれば、少なくともあらかじめ学校説明会などで
「問題用紙は切り取っても構いませんか」
と聞いておくのが良いと思います。カンニング対策として、問題用紙の切り取りを禁止している学校も多そうです。
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5. ちリ紙は必ず持っていけ!
図形の問題を考えるときに役立つかもしれない。
ちり紙で図形の問題を考えるというのも、かなり独特なアドバイスであるように思われます。
1対1で生徒さんや保護者の方々の苦しみに向き合っているからこそのアイデアなのでしょう。
6. 腕時計は針の時計にしろ!
デジタルでは時計算のときにちっとも役立たない。
意図としては、時計算で分からない問題が出たときには自分の腕時計の「りゅうず」をクルクル回して参考にしなさい――ということなのでしょう。
しかし、その問題を解き終えた後に時計の時刻を元に戻すのがひと手間ですし、
「時計算くらい、そんな手間をかけずに解いてほしい」
とも思ってしまいます。
参考
晃學舎教育センター, http://www.kougakusha.co.jp/