平成24年産 高原野菜(キャベツ・レタス・はくさい)が多くとれた県

5月26日(月)、中学入試社会の出題でよく使われる矢野恒太記念会『日本国勢図会』第72版が発売されました。

地理の統計は変わりやすいものがあり注意が必要です。ここではそうしたもののなかから高原野菜の生産がさかんな県ベスト3の変化について確認してみましょう()。

キャベツの多くとれる都道府県

順位 2011年 2012年
1位 群馬(235,700) 愛知(262,900)
2位 愛知(229,800) 群馬(259,700)
3位 千葉(133,500) 千葉(128,900)

レタスの多くとれる都道府県

順位 2011年 2012年
1位 長野(174,800) 長野(194,600)
2位 茨城(83,400) 茨城(85,900)
3位 群馬(53,300) 群馬(54,800)

はくさいの多くとれる都道府県

順位 2011年 2012年
1位 茨城(232,800) 長野(234,100)
2位 長野(212,900) 茨城(232,700)
3位 北海道(31,200) 群馬(29,700)

※ 括弧内は各年産の量で単位はすべて「t」、出典は農林水産統計です。


キャベツの生産量1位は愛知に戻ってしまいました。高原野菜といえば群馬と長野ですので、やや「うーん」という気がします。

レタスは長野が盤石の1位。

はくさいは1位が長野になりレタスと同じ並びとなりました。1位と2位が競っているのがはくさい、1位がずば抜けているのがレタスとなります。


この他にも米の1位を新潟がキープ、漁港別水あげ量の1位を銚子が奪還など気になるデータが満載です。

ただ、中学入試に向けての勉強を考えたとき、『日本国勢図会』はかなり使い勝手が悪いです。ジュニア版である『日本のすがた』が見やすく要点をまとめていますので、そちらを用意するのが断然良いでしょう。SAPIXや川崎予備校でも副教材として指定されている折り紙付きの優良教材です。

Note

矢野恒太記念会『日本国勢図会』第72版:172.2011年産の統計は71版を参照しました。