「2017年中学入試で、人気校は？」神奈川新聞で日能研が予想

日能研は、７月25日の神奈川新聞の「ザ・チャレンジ（中学受験編）」

Ｑ．2017年中学入試で、人気校は？
Ａ．男子は浅野、女子は洗足学園、青山学院横浜英和

と題した記事にデータを提供しています。

データは、日能研通塾生のボリュームゾーンを反映したものになっています。

2017年中学入試・男子志望人気ベスト10（神奈川）

※ 「R4」とは、「合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階（RANGE=レンジ）を示し、『R4=80%、R3=50%、R2=20%』を意味します」。

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2017年中学入試・女子志望人気ベスト10（神奈川）

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データの取り方・詳細

日能研では、６月の公開模試に合わせ受験生対象で次年度の志望校調査を行っています。

今回はその調査に基づき、2017年中学入試での神奈川の人気校ベスト10を男女でご紹介しましょう。なお調査は１人当たり重複しないよう８入試を選択できます。ちなみに今回の志望校登録数は１万357人、志望校延べ件数は６万6007件、１人当たりの併願校平均は6.4校です。

「重複しないよう」というのは、「入試日程が重複しないよう」という意味だと思われます。この意味では、例えば、中央大学附属横浜②と青山学院横浜英和Ｃとは、共に２月２日の午後に入試が行われるため、両方を選択することができません。

日能研のボリュームゾーンは上位校から中堅校

日能研は、中学入試において、上位校から中堅校に強い塾です。そのため、ランキング上位にそうしたレベル帯の学校が目立ちます。

もしこれが、最上位校に強さを誇るSAPIXのデータであれば、少し違った「ベスト10」になるのではないでしょうか。

併願校としての人気も

中学入試では２月１日の午前に第一志望校を受験する場合が多いのですが（もちろん、まず押さえを確保するという受験作戦もよく見られます）、この「ベスト10」では「２月１日午前」があまり入っていません。

「併願校としての人気」も加味されたランキングのように思われます。

サイフロ、市立南に警戒感

記事には

浅野の存在で同じ３日入試の17年開校の公立の横浜サイエンスフロンティアは志望者数が少なく男子で27人の志望者です（女子はより少ない）。また同じ公立の横浜市立南高附属も人気をけん引してきた前校長が私学に移ったこともあり男女とも志願者減です。

と書いてあります。これは中学受験塾としての日能研の警戒感の表れかもしれません。

サイフロや市立南などを足掛かりとして、多くの高校受験塾が中学受験への参入を図っています。すでに公立中高一貫校に限れば、日能研やSAPIXなどよりも、中萬・臨海・湘ゼミ・ステップといった塾の方が多くの合格者を出しています。

※ 平成28年度 神奈川県内公立中高一貫校 塾別合格実績

「中学受験なら、公立中高一貫校よりも私立の中高一貫校へ。私立に合格するためには日能研へ」

といったイメージ戦略があるのではないでしょうか。