神奈川県の「県立高等学校入学者選抜調査改善委員会」は28日、第3回の会合を開催。
その中で、「マークシートの導入を検討すべき」などの方向性を盛り込んだ検討資料が示されました。
目次
県立高入試調査改善委
委員会は今春の県立高校入試で明らかになった採点ミスを受けて設置されたものです。
資料のなかで採点ミスの再発防止・改善策として示されたのは
- マークシートの導入を検討すべき
- 採点・点検に専念できる環境の確保
- 採点・点検方法、作問・出題形式の工夫・改善
- 採点・点検に関する意識の向上
- 規範意識の向上、研修の充実
の5点でした。
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PTA代表の委員からは反対意見
PTAを代表する委員の方からは、マークシートの導入に関して、
学力向上の観点から、保護者としては極力避けてほしい
という意見も出たそうです。
平成29年度入試に向けては、
- 答案の写しを速やかに交付できる仕組みの検討
- 県教育委員会の抽出による再点検
といった考え方が示されました。
参考
神奈川県教育委員会,「県立高等学校入学者選抜調査改善委員会」, http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f534407/ ,2016年4月29日閲覧.
Source
「マークシートの導入検討すべき 改善委 公立高入試ミス防止策」,『神奈川新聞』,2016年4月29日17面