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4月14日(月)に発売された 『AERA』2014年4月21日号に「筑駒、東海、土浦第一…医学部進学実績高校が取り組む医師教育」と題された記事が掲載されました(※)。
記事中で特に目を引いたのが「医師の資質向上に取り組む高校」リストです。どのような学校の名前が挙がったのでしょうか。
医師の資質向上に取り組む高校
都道府県 | 設置区分 | 学校名 |
---|---|---|
北海道 | 私立 | 北嶺 |
宮城 | 公立 | 仙台第二 |
茨城 | 公立 | 土浦第一 |
茨城 | 私立 | 江戸川学園取手 |
東京 | 国立 | 筑波大附属駒場 |
新潟 | 公立 | 新潟 |
愛知 | 私立 | 東海 |
大阪 | 公立 | 三国丘 |
大阪 | 私立 | 四天王寺 |
兵庫 | 私立 | 白陵 |
兵庫 | 私立 | 六甲 |
奈良 | 私立 | 西大和学園 |
福岡 | 公立 | 小倉 |
以上のように、首都圏からは土浦第一、江戸川学園取手、筑波大附属駒場の3校がリストに名前を連ねました。
記事中でやや気になったところとしては、冒頭の「多浪は当たり前」というインタビューと、「親子で医学部を目指す7カ条」でしょうか。
医学部受験で浪人は不利
まずは医学部受験と浪人についてです。
医学部を志望する場合、浪人は明らかに不利になります。医師の仕事は極めてハードなので、できるだけ若い人材が求められるためです(同様の理由で多くの大学では女子も不利です)。
旧医専のある大学では試験結果に対して、現役生には+40点、2浪生には-40点の補正をかけるとも聞きます。
浪人を重ねると学習意欲を保つことも難しくなってくると思われますので、現役で合格できなかった場合には信頼できる医学部受験専門予備校に相談するのが良いでしょう。
親子で医学部を目指す7カ条?
次に「親子で医学部を目指す7カ条」です。ここには「6 ボランティアに参加」、「7 大学のオープンキャンパスに参加」といった7カ条が並んでいるのですが、「医師への適性を育む」ならいざ知らず、「医学部を目指す」のであれば、あまりそういったことにこだわる必要はないように感じられます。
医学部受験で最も大切なのは学力と学資に他なりません。特に高校生ともなれば、オープンキャンパスに行っている時間があるなら、その分勉強をした方が良いでしょう。
参考
※ 『サンデー毎日』に医学部に強い高校ランキング2014が掲載
Note
※ 「筑駒、東海、土浦第一…医学部進学実績高校が取り組む医師教育」『AERA』2014年4月21日号:30-32.