『週刊東洋経済』2020 年8月 29 日号は特集「本当に強い高校」の 39 ページに
東大推薦で翠嵐と湘南を上回る
「横浜市立南」躍進の背景
と題した記事を掲載しました。
趣旨はタイトルの通り、東大の推薦入試合格実績では横浜市立南が横浜翠嵐や湘南を上回っているというものです。しかし、市立南が昔も今もとてもよい学校であることは間違いないのですが、この記事には大きな違和感を感じます。
まず推薦入試と一般入試とで合格者数を比べるというのが何よりも奇抜ですし、市立南と翠嵐・湘南とを比べるのも不釣り合いです(市立南は中学募集で4クラス+高校募集で1クラス。一方の翠嵐・湘南は全クラス高校募集)。
ビジネス誌特有の斬新な切り口と言えるのかもしれません。
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YSGH !?
今回の記事中、中学受験・高校受験のフィールドから唯一興味深かったのは、市立南に関し
19 年で SGH〔スーパーグローバルハイスクール〕の指定が終了し、今年から横浜市指定の YSGH となった
というところでしょうか。YSGH の詳細は、少なくともまだホームページ上で大きく打ち出されておらず、今後のさまざまな発表・広報が気になります。