慶応義塾湘南藤沢中等部(SFC)は 2019 年の国語の入試問題で、生まれ月による不利有利に関する作文を出題しました。
【四】
次の二つのグラフを見て、「なぜ日本のプロ野球選手は四月~七月生まれが多いのか」という問いに対する答え(仮説)を考えて書きなさい。また、その答え(仮説)が正しいことは、どうすれば証明されるかを説明しなさい。
- ※百六十字以内で書きなさい。
- ※原稿用紙の使い方に従って書くこと。ただし改段落をする場合は行をかえず、一マス空けることで示しなさい。
「二つのグラフ」として示されているのは
- 日本のプロ野球選手の月別出生数
- 日本人男性の月別出生数(2016 年)
です。「日本人男性の月別出生数」のグラフは、月ごとに特に差が見られないことを示しています。
山口慎太郎 教授
早生まれの子供は学力でも体力でも他の子供に遅れを取りがちです。しかも、この生まれ月による差は年齢が上がってもなかなか解消されません。その背景には何があるのか、そこには政策上どんな意味があるのか、私達の研究を紹介します 1/11
https:/papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3632546 pic.twitter.com/XBVTDh7nTl— 山口慎太郎 (@sy_mc) July 29, 2020
矢野耕平 先生
異論が噴出するかもしれませんが、個人的にずっと思っていることを。
小学校に入学して以降、「ウチの子は早生まれで……」は禁句にすべきかと。その弁は子の精神的成長を阻む呪いのことばになると感じているのです。— 矢野耕平 (@campus_yano) May 30, 2019
甲斐昌浩 先生
異論。幼稚園や小学校低学年においてひとまわり近い違いは身体的にも精神的にも顕著な差として現れます。赤ちゃんの頃から大事に育ててきた子が集団生活に入り、周りよりも幼いのはとても心配なこと。それに数年毎日心を砕いてきたのです。それは尊重していいと思います。共感しながらでも関われる。 https://t.co/9AZKCPh1Ea
— カイマサヒロ | LIFE, inc.🦉 (@ilm_owl) May 30, 2019