2019 年度 四谷大塚「合不合判定テスト」第1回 国語の物語文に、市川朔久子の「夜空に結ぶ」が出題されました。
「夜空に結ぶ」は光村図書の『飛ぶ教室』2019 年冬号に掲載された作品です。
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目次
出題部分
出題部分は以下のとおりです。
「友だちの花梨が転校したのは先月のことだった。」から「『いいな! なんでうちの学校、黒か紺なん?』」まで
〈中略〉
「他愛のないやりとりは変わらずつづいていて、」から「ちょっとちがうか。」まで
〈中略〉
「『今日塾でインフル出た!』」から「変なの、ほんと。」まで
少しずつ川瀬と会話を交わすようになっていた芽久は、久保山がインフルエンザで休むという話をしながら、川瀬が小鳥の形をした鈴のついたお守りを持っていることに気づく。興味を示した芽久に、川瀬は自分が春に転校してきたこと、お守りはそのとき友人からもらったものであることを話した。
「『聞いて!!!』」から「そこでまた、ため息がでた。」まで
〈中略〉
「花梨とのやりとりは、今もやっぱり毎日のようにつづいている」から「送信ボタンを押した。」まで
記述問題
記述問題は問七の1です。
傍線⑦「ひとつだけわかって~わかってやって」とありますが、会ったこともない花梨のことを、川瀬が「めちゃくちゃがんばりよると思う」から「わかってあげて」とかばったのはなぜですか。六十字以内で答えなさい。
【飛ぶ教室56号】「転校生」をテーマに短編小説を書きました。タイトルは『夜空に結ぶ』。地元の言葉(博多弁)を使って書くのはこれが初めてかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします! https://t.co/JhDCJc2NpZ
— 市川朔久子 (@sakuko_ichikawa) 2018年12月26日
物語文は引っ越してしまった親友とLINEでやりとりをする女の子が主人公。102行目の「ため息」を「悲しさ」「さびしさ」と単純に解釈してはいけません。それにしても、「予測変換」が二人の関係性の変化を示すキーになっているなど、今風の内容ですね。#第1回合不合判定テスト #四谷大塚
— 矢野耕平 (@campus_yano) 2019年4月15日
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